昨今増えているもの、【孤独死】。
年老いてひとりで毎日を過ごし、ある日突然誰にも見取られることなく死を迎える・・・。
これ、復縁したいお客様においても他人事ではないのではありませんか?
今日は、週刊女性PRIMEに掲載された記事を元に、孤独死について考えてみましょう。
特殊清掃員が見る、孤独死
殺人や自殺、そして近年、社会問題となっている孤独死――。
その凄惨(せいさん)な現場と日々向き合っているのが、特殊清掃というお仕事だ。
そこには腐敗した遺体の一部や体液から発せられる強烈な死臭が鼻をつき、無数のハエが飛び交い、何千匹のウジがうごめく、遺族さえもが直視することを嫌がる壮絶な「死」の現場がある。(引用元:週刊女性PRIME、「30代独身、彼女なし」自らも予備軍の特殊清掃人が“孤独死現場”から学ぶこと)
特殊清掃員による孤独死の現状に関するドキュメンタリー番組等も多くありますが、総じて現場は凄惨な状態なようで、現代社会の辛い一面を見ることができます。
人は本来孤独ですが、孤独であるが故に寂しさを埋めるために誰かと一緒にいることを目指し、そしてそれが恋に繋がり、カップルという”つがい”になり、愛を育みます。
その過程で過ちを犯し関係を失敗して、だけれど諦めることができない人は、復縁を目指すことになると思います。
ですが、復縁は「したい」と思ったからできるものではありません。
気持ちひとつではどうにもならないのです。
それは孤独死だって同じですよね。
孤独に死を迎えた人の多くは、孤独死を「したい」とは思っていなかったでしょう。
誰かと一緒にいたいと思いながら誰とも一緒にいることができず、「こんな風になるとは思わなかった」との気持ちでいる人がほとんどではないでしょうか。
もうお亡くなりになっているため、その本心を知る術はありませんが・・・。
年齢を言い訳にしない
人は必ず年老います。
これは誰にだって変えることができない事実です。
復縁したいと思っていらっしゃる方は、想像をしてみてください。
【今変わる努力をして本当に愛している人を取り戻す行動をしなければ、お客様も将来ひとりぼっちで死を迎えるようになりませんか?】
実際に年齢を重ねているお客様で、こう仰る方が多いのです。
「僕はもう年老いてしまったので、今までの自分を変えることは難しいです」
確かに40年や50年かけて作り上げてきた『自分』を変えることは容易いことではありません。
それまでの自分の人生を振り返り、特に対人関係で抱えていらっしゃる問題点を改善していただく・・・そうお伝えするのは簡単ですが、実際にそれを行っていただくお客様においては多大な努力が必要となるでしょう。
ですが、今のご自身のこと、お客様自身の状況を見つめなおしてください。
今のままのお客様では、本当に愛されたい人に愛してもらえないのです。
だから今、ひとりで復縁という困難な壁にぶつかっているのです。
現実を見ましょう。
【変える努力をしないからこそ、お客様は今ひとりぼっちなのです】
愛してくれないお相手様のせいではありません。
お客様自身、自分自身のせいでひとりぼっちで夜を過ごさなければいけなくなり、そしてひとりぼっちで朝を迎える毎日になっているのです。
ひとりぼっちで死を迎えないために
多くのお客様にお伝えさせていただいています。
『今努力をして、愛される人になる努力をしましょう』
この言葉の本当の意味がわかるときというのは、ひとりぼっちで死を迎えることになったときかもしれません。
年齢を言い訳にし、今まで築き上げてきた『自分』を守ることに必死になり、本当に大切にしなければいけない『お相手様』を大切にしない。
そんな人が、誰かに愛してもらえるでしょうか?
大切にするから大切にしてもらえる、与えるから与えてもらえる。
それをしない人が、誰と共に人生を歩むことはできないのは自明の理です。
このまま努力をせずに自分の人生を変えることなく過ごした先にあるものは何ですか?
「あのとき頑張ればよかった」「自分を変える努力をすれば良かった」「こんなはずじゃなかった」「・・・どうして自分はひとりなんだろう?」
本格的に年をとったときにそう考えても遅いのではありませんか?
孤独死は、寂しく悲惨です。
そうならないためにも、愛する人の最期を見送る人になるためにも、愛する人に看取られて「良い人生だった」という死を迎えるためにも、今、努力をしてみませんか?

