薬物依存からの離脱工作なら別れさせ屋ジースタイル

連日女優の沢尻エリカさんのMDMA所持のニュースが流れています。

少し前には田代まさしさんの5度目の逮捕が報道され、芸能人の薬物問題について取り上げられています。

タレントのJOYさんがツイッターで発言した内容が炎上している等、芸能人の薬物問題は注目を浴びています。

これだけ芸能人の薬物逮捕が多いなら半年なり1年に一度の薬物検査のルールを設けたらいいのに。抜き打ちでもいいですし。 CM、ドラマ、バラエティ、使う側もそういったリスクが減る方が絶対いいですよね。 いずれ仕事によっては最初にそういう検査を受ける事が出演の条件になる時代が来るかもですね。

14:31 – 2019年11月16日(引用:JOYツイッター)

2019年はタレントの薬物逮捕も含めて薬物関連のニュースが多い年になりました。

芸能人の薬物問題をテレビで見ている皆さんは覚醒剤、MDMA、コカイン、大麻の使用についてどうお考えでしょうか?

派手な芸能界だから薬物にハマっているだけで一般の人には身近な存在ではないと考えている人も少なくないと思います。

しかし、薬物は芸能人ではない一般の方にも広まっており、覚醒剤の所持、使用で刑務所に入る人は多く、覚醒剤の所持、使用で出所したものの再度刑務所に収まる方も少なくありません。

覚醒剤の使用者の再犯で刑務所に入る人物はとても多く、窃盗罪と薬物関連で収監されるのが刑務所に入所している人物の大半を占めます。

何故刑務所に入っても薬物を辞められないのか?

普通の人なら一度刑務所に入れば懲りて二度と刑務所に行きたくないと思う事から薬物に手を出すはずがない!!と考えるのですが、薬物依存症になっている人達の考え方は全く異なります。

沢尻エリカさんの逮捕で薬物問題に対する関心を示している方も少なくないので薬物依存に対する考え方、周囲の方々でもしも薬物依存者がいる場合の対処法についても参考にして頂ければと思います。

現在の薬物を辞めさせる方法は間違っている事はご存知でしょうか?

今の日本は犯罪に対して厳罰化の風潮があり、罪を反省させる!という流れがある為、薬物を辞めさせるのではなく薬物を辞められない様に社会が薬物を辞めさせ様とは考えていません。

覚醒剤辞めますか?人間辞めますか?という言葉があり、覚醒剤を含めた薬物の恐ろしさを知らない日本人はいないのですが手を出してしまうのが薬物であり、犯罪だからやってはいけない。という一般的な認識のまま薬物との縁を断ち切らせようとしても薬物を辞めさせる事は出来ないのです。

薬物依存を病気の一種だと考えて頂ければ分かるのですが、風邪はウイルスをもらわない様に隔離して気温の調整や食事の調整などをすれば引きづらくはなりますが、一般的な成人の場合、一生隔離していく事は出来るでしょうか?

生活もありますし、交友関係もあり、一生外出しない様にするのは出来ません。

風邪に掛からない為に予防をしますが、予防をしても風邪に掛かった時に皆さんはどの様に風邪を治しますか?

風邪を引いたから『反省しろ!!』と言う人がどれだけいるでしょうか?

風邪を引いたから皆で風邪を引かない様に反省しよう!!と集団で風邪に掛からない様に話す人はどれだけいるでしょうか?

風邪を引いた人に『栄養を取って暖かくして寝て下さい』と暖かい言葉を掛ける人は多いのですが、薬物をした人に暖かい言葉を掛けて見守る人はほとんどいません。

社会は薬物をした人に対して仕事を奪い、社会的制裁、地位や名誉の剥奪等、後悔や反省を促し、更生する心理を奪います。

薬物依存は風邪とは異なり、自らの判断で薬物を受け入れています。

しかし、自らの判断で薬物を受け入れたから。という理由で社会が更生させる動きを取らず、更生させない動きを取れば薬物依存者は行き場を失い、再犯する為の言い訳を自分に課してしまいます。

刑法の厳罰化の風潮で犯罪は減りません。

厳罰化の流れに沿って薬物依存者を更生させようとしても薬物依存から立ち直る事はありません。

厳罰化は復讐を叶えているのだから再犯は増えるだけ

日本では復讐は認められておらず、復讐の代わりに裁判所が犯罪者を公平に裁きます。

被害者は復讐を裁判所に託し、裁判所の決定に従い、個人的な復讐は認められていません。

しかし、加害者にしてみれば裁判所が下す判決は復讐と変わりません。

刑務所に入っている期間は被害者の復讐を受けている期間という認識になりますが、薬物依存の収容者は自分の体が被害者であり、自分で自分に復讐している事と同様に捉えているので、刑務所に入って何を反省すれば良いのか理解していません。

犯罪をしたから刑務所に入る事になったという構図は分かっていながら、誰にも迷惑を掛けていないと考えるのが薬物依存者の考えになります。

社会は『薬物はやってはいけません。反省しなさい』と薬物依存者に伝えますが、何を反省しなければいけないのか?を分からない薬物依存者に反省を促したところで上辺の反省ばかりが得意になり、心の底から反省する事はありません。

自動車のながら運転は2019年12月から罰則が厳しくなり、カーナビを運転中に見るだけでも違反になると報道で流れていますが、罰則が厳しくなって運転中にカーナビを見なくなる人がどれだけいるでしょうか?

罰則が厳しくなったところで『カーナビは見ないと意味がない』と、ながら運転をする人は警察官に見つからない様に気を付けよう!と考えます。

バレなければ大丈夫。という考えは薬物依存者の考え方と同じですが、バレなければ大丈夫という考えの人に辞めろと言って聞き入れると思いますか?

罰則を厳しくしたところで事の重大性を理解させなければ再犯が減る事はないのです。

社会が見守る姿勢を作れるから薬物に手を出しづらく出来るのです。

薬物依存者が再犯をする時に甘い誘惑にのってしまうから再犯してしまうと考える人は少なくありません。

本人の意思は薬物を断ち切ろうとしていたところに、別の誰かが薬物を持ち掛ける誘いをし、それに釣られて再度薬物を使用してしまうと考える人は少なくありません。

しかし、自分が初めて薬物をするとしたら…?と考えてみて下さい。

薬物は悪い事だと誰もが知っています。

知っていながら薬物に手を出してしまうのは誰かに薬物を持ち掛けられたからでしょうか?

誰も薬物を持ち掛けなければ薬物をやらないと考えるのも間違ってはいませんが、問題は薬物をやってみようかな…と考えてしまう心の状況が問題なのです。

親しい友人から薬物を勧められたから薬物を断れないのではなく、親しい友人を選んでしまった時の心の問題があるから薬物に手を染めてしまいます。

仕事のストレス、人間関係のストレス、勉強のストレス等、個人の抱えるストレスが限界を超えた時に甘い誘惑にのってしまい、薬物へと手を染めてしまいます。

薬物依存者個人の周りには家族や恋人、友人等、小さなコミュニティは受け入れてくれる姿勢を持ってくれるケースは多いのですが、大きなコミュニティである社会は薬物依存者を受け入れる姿勢がありません。

大きなコミュニティが受け入れる姿勢がない為、薬物依存者は薬物離脱をしたくても心の問題を抱えてしまい、心の問題を発散出来ない為、再度薬物を思い浮べて甘い誘惑にのってしまいます。

社会が受け入れる姿勢とは?

現代の日本は正常だと言える人が世の中にどの程度いるでしょうか?

事あるごとにハラスメントという言葉が出来、鬱病患者の増加、自殺者の増加、ツイッターでアルバイト店員が店の商品で遊ぶ姿をネット上に拡散させ、オレオレ詐欺等で高齢者から金銭を騙し取る等、個人個人が自分の身を守る為に核家族以外の人物を警戒しなければならない社会になっています。

モンスターペアレントやクレーマー等、自分の常識で社会の常識を覆そうとする人物も増え、社会の一員ではなく社会を敵視する風潮になっています。

核家族同士の繋がりを持ちはしますが、持っている繋がりは表面上の繋がりになり、他人を疑わなければ損をするという風潮があり、人を疑う事が正しい事の様になっています。

人間は本来1人では生きられるモノではなく、誰かに頼らなければ生きられない生き物ですが、疑いを持つ者同士が受け入れられる事は出来るのでしょうか?

政治家、芸能人、会社経営者、サラリーマン等、立場は違えどお互いを信頼するからこそ関係を作り出せますが、薬物依存者を信頼する人はいません。

社会が受け入れてくれる姿勢とは『また薬物に手を出すんじゃないか?何かされるんじゃないか?』と疑いを持って接する社会を敵視する見方ではなく、同じ社会の一員として疑いではなく信頼する見方が出来る姿勢になります。

社会が受け入れれば沢尻エリカさんや田代まさしさんは依存から抜け出せる

薬物で5度目の逮捕をされた田代まさしさんや沢尻エリカさんは社会制裁を受けて芸能界復帰は出来るか分かりません。というよりも今の風潮では受け入れられず再度薬物に手を染めてしまう可能性が高くなります。

弊社で薬物離脱業務を行い、薬物との縁を切らせた方々には社会が受け入れてくれる状況を作り出し、薬物に染まってしまった心のケアをさせていただき、薬物との縁を切らせていただきました。

沢尻エリカさんや田代まさしさんが依存から抜け出すには弊社の経験上、社会が受け入れる姿勢を作らなければ難しいのです。

芸能界という場所は一般の方では想像もつかない程にストレスを抱えます。

芸能人との出会い工作を行い、実際に芸能人と接した経験がある為、一部の芸能人の本音を聞き出し、ストレス具合を確認した事があります。

ストレスを抱えるから薬物に染まって良い訳ではありませんが、ストレスの発散方法が一般の方の様にはいかないのも有名人が薬物に染まってしまう理由の一つに挙げられます。

芸能人は全員が薬物を使用している訳ではなく、薬物を使用しているのは一部の芸能人になり、ストレスを抱えても薬物に依存しない芸能人は多い事から沢尻エリカさんや田代まさしさんの行いは決して褒められたものではありません。

しかし、褒められた行動ではないから更にストレスを与えれば再度薬物に依存する事も考えられ、薬物依存から抜け出すには社会が見守る姿勢を作り、周囲の協力もあって初めて再度薬物に手を染めなくても済む状況を作ってあげられるのです。

風邪を引いた人に反省は促しません。

沢山の方に迷惑を掛けた沢尻さんや田代さんに反省を促したところで薬物の再犯者を増やすだけになります。