恋人から暴力を振るわれたことをきっかけに、 「以前のように普通に接することができなくなった」 「恋愛感情が消えてしまった」 と感じる女性は決して少なくありません。
DV(ドメスティック・バイオレンス)に悩む方へ、私たちは原則として 「別れられるなら、できるだけ早く別れた方がいい」 とお伝えしています。
しかし現実には、
- 別れ話をしたら何をされるか分からない
- 逆上されるのが怖い
- 監視や束縛が強く逃げ場がない
といった理由から、 別れたいのに別れられない という深刻な状況に置かれている方が非常に多いのです。

DV被害者が抱える「別れられない本当の理由」
DV被害は、単なる暴力だけではありません。
- 身体的暴力
- 暴言・脅しなどの精神的暴力
- 「次は何をされるか分からない」という恐怖
これらが積み重なることで、 被害者は正常な判断力を奪われてしまいます。
多くのDV被害者が口にするのは、
「別れられるなら、二度と関わりたくない」
という本音です。
それでも、すでに築かれてしまった関係性や恐怖心から、 自力で関係を断ち切ることができないのがDVの怖さなのです。
DV加害者は本当に反省するのか?
弊社には「DVが原因で別れを告げられた男性」からの復縁相談も多く寄せられます。
そのほとんどが、
- 「反省している」
- 「もう二度としない」
と口では言いますが、 本当に行動が変わる人は100人に1人いるかどうかというのが現実です。
DVは一時的な感情ではなく、 相手を支配・制御しようとする思考の癖であるケースが非常に多く、
「いつか分かってくれるかもしれない」 という期待は、残念ながら裏切られることの方が圧倒的に多いのです。
有名人のDV事件が示す「DVの本質」
過去には、有名パフォーマンスグループのリーダーによる暴行事件が報道されました。
社会的地位や知名度があっても、 DVによって相手を支配しようとする人間は存在します。
謝罪会見で見られたのは、
- 被害者への真摯な謝罪ではなく
- 「記憶がない」という自己保身
DV加害者が自分の行為と真正面から向き合えない現実を象徴する事例でした。
このように、 立場や環境がDVを抑止するわけではありません。
「別れたい」という相談が増えている今、伝えたいこと
近年、
- 恋人と別れたい
- DVから逃げたい
というご相談は確実に増えています。
ですが同時に、 DV問題を軽く考えてしまっている方も多いと感じています。
感情だけで別れ話を切り出せば、 最悪の場合、事件に発展する可能性すらあります。
DV被害者の方には、 慎重すぎるくらい慎重に行動してほしい というのが私たちの本音です。
DVをする恋人と別れたい場合の選択肢
DV加害者と別れる方法は、大きく分けて2つです。
① 逃げるという選択
逃げる場合は、
- 二度と自宅に戻らない覚悟
- 可能であれば転職・転居
- 連絡先を完全に遮断
が必要になります。
頼れるのは家族のみと考え、 居場所は絶対に漏らさない準備が重要です。
② 逃げずに立ち向かう選択
逃げない場合は、 事前準備がすべてです。
- DVの証拠収集(録音・記録)
- いつでも使える形での情報整理
- 第三者の介入準備
感情だけで動かず、 相手に足枷をはめられる状況を作ることが不可欠です。
DV問題で頼れる存在
DVをする恋人と別れる際、頼れる存在は以下です。
- 警察
- 家族・友人
- 弁護士
- 別れさせ屋
警察は事件化しなければ動けないケースも多く、 弁護士の法的説明が通じない相手も存在します。
DVをする恋人と別れたいなら「別れさせ屋」という選択
別れさせ屋は、 どうすれば安全に別れられるかを専門的に考える存在です。
DV案件は決して簡単ではありませんが、
- 直接対峙せずに距離を取る
- 心理的・環境的に関係を断ち切る
といった方法で、 依頼者様の安全を最優先に別れを成立させることを目的とします。
警察や弁護士だけでは不安な方、 自力では限界を感じている方は、 一つの選択肢として検討してみてください。

最後に|あなたが悪いわけではありません
DVを受けている方の多くが、
- 自分が悪いのでは
- 我慢が足りないのでは
と自分を責めてしまいます。
しかし、 暴力を振るう側が100%悪いのです。
一人で抱え込まず、 安全を最優先に行動してください。


