※本事例は実際のご相談を基に構成していますが、状況や相手の心理により結果を保証するものではありません。
内容は人物が特定されないよう一部修正しています。
相談時の状況
依頼者
- K様
- 女性
- 30代
- 東京都
- 医療関係
- 元恋人との復縁希望
対象者
- 男性
- 30代
- IT関連企業勤務
- 一人暮らし
- 人との距離感を重視する性格
- 衝突を避ける傾向
交際状況
- 交際期間:約6ヶ月
- 同棲歴:なし
- 婚約歴:なし
- 別れてから:約2ヶ月
- LINE:ブロック
- 電話:着信拒否
- 新恋人:なし
契約期間・料金
- 5ヶ月
- 着手金140万円
- 成功報酬30%
K様は交際していた男性から突然LINEで別れを告げられ、その直後にブロックされていました。
さらに、
「連絡してきたら警察や弁護士を呼ぶ」
という内容まで伝えられており、会いに行くこともできない状態でした。
K様自身も、
「何が原因だったのか分からない」
「ここまで嫌われるようなことをした覚えがない」
と考えていました。
しかし実際には、対象者は警察へ相談しており、K様にも警察から注意が入る状況になっていました。
それでもK様は、
「ちゃんと話し合えば分かってもらえるはず」
と考えており、なぜここまで拒絶されているのかを理解できていませんでした。
当事者だけでは進まなかった理由
この案件で問題だったのは、別れそのものではありませんでした。
お互いに相手を嫌いになったわけではないにもかかわらず、話し合いが成立しなくなっていたことです。
K様は関係を改善したいと考え、そのために話し合いを求めていました。
しかし対象者側は、
「何を言っても伝わらない」
「話し合いになると結局同じ話になる」
と感じるようになっていました。
そのため対象者は、自分の考えや希望を伝えること自体を諦め始めていたのです。
この状態で依頼者様が直接動けば、対象者側の警戒や拒絶をさらに強める可能性がありました。
調査で見えた関係の状態
対象者は都内のIT企業に勤務しており、平日は決まった時間に出勤し、仕事帰りにはジムへ通う生活を続けていました。
休日は一人で映画を観たり、カフェで資格試験の勉強をしたりすることが多く、もともと一人の時間を大切にするタイプでした。
調査を進める中で、対象者が周囲へ話していた内容も見えてきます。
「最初は楽しかった」
「嫌いになったわけじゃない」
「でも途中から苦しくなってしまった」
という話が確認されました。
また、
「距離を置きたいと言っても伝わらなかった」
「何を話しても結局説明される感じだった」
「自分の考えを分かってもらえなかった」
という発言も確認されています。
対象者は依頼者様に好意がなくなったというよりも、どうすればこの状況を終わらせられるのか分からなくなっていた状態でした。
工作で重視した進め方
この案件で重視したのは、依頼者様の良さを伝えることではありませんでした。
まずは対象者が何に苦しんでいたのかを確認することです。
対象者は既に警察へ相談するほど追い込まれていました。
そのため、
「復縁した方が良い」
「話し合った方が良い」
といった方向へ進めるのではなく、対象者自身の話を聞くことを重視しました。
- 対象者が何を伝えたかったのか。
- 何が苦しかったのか。
- なぜブロックや警察相談という判断に至ったのか。
そこを整理することを優先しました。
同時に依頼者様に対しても、対象者側から確認できた発言や受け取り方を共有し、状況の理解を進めていきました。
接触の中で見えた反応
接触当初、対象者は依頼者様について積極的に話そうとはしませんでした。
ただ、人間関係や恋愛の話題になると、
「もう本当に疲れてしまったんです」
「何を言っても伝わらない感じでした」
という発言が見られました。
また、
「話し合いって言われるんですけど、自分の話は聞いてもらえてない気がしていました」
「距離を置きたいと言っても、また説明しなきゃいけなくなるんです」
「自分が悪いと言われている気持ちになることもありました」
など、当時の状況について話す場面も確認されています。
接触当初は依頼者様への不満を話すことが中心でしたが、会話を重ねる中で発言にも変化が見られるようになりました。
「悪気があったわけじゃないと思うんです」
「多分、自分が苦しかったことを分かってなかったんだと思います」
「自分もちゃんと伝えられていなかったかもしれません」
といった発言が見られるようになったのです。
さらに、
「嫌いになったわけじゃないんです」
「当時は自分もどうして良いか分からなかった」
「今ならもう少し落ち着いて話せるかもしれません」
という発言も確認されました。
対象者は会話の中で依頼者様を評価し直したのではありません。
当時の出来事や自分の気持ちを整理する中で、少しずつ別の角度から状況を見られるようになっていきました。
対象者側に見えた変化
当初の対象者は、
- LINEブロック
- 電話着信拒否
- 再会拒否
という状態でした。
しかしその後は、依頼者様との接触そのものを強く避ける様子が少なくなっていきます。
再会の機会についても拒絶反応を示さなくなり、実際に顔を合わせて会話できる状態へ変化していきました。
また再会後は、一方的に会話を終わらせることが減り、以前であれば避けていた関係の話題についても話せる場面が増えていきます。
対象者側から当時の考えや状況を説明する場面も見られるようになり、互いに話を聞きながら会話を続けられる状態へ変化していきました。
さらに連絡のやり取りも継続するようになり、会う機会も自然に増えていきました。
なぜ判断が変わったのか
対象者が苦しんでいた原因は、依頼者様への気持ちがなくなったことではありませんでした。
問題だったのは、お互いに相手を理解しようとしているつもりで、実際には相手の考えが共有されていなかったことです。
依頼者様は、
「話し合えば分かり合える」
と考えていました。
一方の対象者は、
「何を話しても理解してもらえない」
と感じていました。
そのため対象者は、関係を続けるかどうかよりも先に、
「まず距離を取らなければならない」
という状態になっていたのです。
実際に対象者はブロックや警察相談を選択しています。
しかしそれは依頼者様を憎んでいたからではなく、自分ではどう対応すれば良いのか分からなくなっていた部分も大きかったと考えられます。
本件では対象者の話を整理することで、対象者自身も当時の状況を客観的に振り返れるようになりました。
同時に依頼者様も、
「話し合いをしているつもりだった」
「相手の話を聞けていなかった」
という部分を理解されていきます。
その結果、対象者の中でも、
「何を言っても伝わらない相手」
から、
「今なら話を聞いてもらえるかもしれない相手」
という受け取り方へ変化していきました。
この事例では気持ちを変えたのではありません。
お互いが理解できていなかった部分を整理し、話し合いが成立する状態を作ったことで、以前とは違う判断ができるようになったことが復縁へ繋がりました。
結果
その後、自然な再会の機会を受け入れる状態となり、連絡が再開しました。
再会後はお互いに当時の状況や考えを共有できるようになり、以前のような一方通行の会話ではなく、相手の話を聞きながら話し合える関係へ変化していきました。
そして関係修復を進めた結果、再交際に至りました。
この事例から分かること
ブロックや警察相談まで進んでいる場合、多くの方は「嫌われた」と考えます。
しかし実際には、相手が何に苦しんでいたのかが共有されていないまま関係が悪化しているケースもあります。
この事例では、お互いに気持ちが残っていたにもかかわらず、話し合いが成立しなくなったことで関係が壊れていました。
重要なのは、
何を伝えたいか
ではなく、
相手が何を伝えようとしていたのか
を理解することです。
相手の見え方や受け取り方を整理することで、初めて関係改善へのスタートラインに立てるケースもあります。
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相談の段階で状況を整理し、今動くべきかどうかを確認するケースもあります。
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