別れさせ屋に依頼すると、別れさせ工作のシナリオを描きます。別れさせ工作を提案する際は【何をしてどうなるか？】を想定しながらシナリオを描きます。そのシナリオを描く時は情報がなければ何をしたらどうなるか？という想定を立てる事は出来ません。
人間の気持ちがどう変化するか？を想定しながら進めていくのが別れさせ工作なので、想定する為の情報がなければシナリオを描く事は出来ません。実際に別れさせ屋がどうやってシナリオを描いていくか？について解説させて頂きますので、これから別れさせ屋に依頼を考えている方は参考にして下さい。
ターゲットはシナリオを描かれているとは知らない
別れさせ屋が別れさせるシナリオや復縁させるシナリオを描いているとは、ターゲットは知りません。当たり前の事ですが、その当たり前の事が分かってないシナリオを描く別れさせ屋も多数あります。
例えば、ターゲットは自分がシナリオを描かれている事を知らないのですから、別れさせ屋が依頼者様と「次の稼働で○○をしましょう！！」という打ち合わせをしても、その打ち合わせの内容を知りません。打ち合わせの内容を知らないターゲットは、打ち合わせ通りに行動する事はありませんし、打ち合わせ通りの会話をする事もありません。
シナリオを描かれているとは知らないのですから、思った通りに動かないのは当然ですが、シナリオ通りに動く事を想定してシナリオを描く事と、シナリオ通りに動かない事を想定したシナリオを描く事ではシナリオの描き方が全く異なります。
ターゲットをシナリオの舞台に上げること
別れさせ屋がやらなければならないのは、ターゲットを描いたシナリオの舞台に上げる事になります。もちろんターゲットに自分が描かれたシナリオの舞台に上がっていると気付かれてはいけません。
その舞台に上げられていると気付いた時は、【バレた時】になるので、バレる様な事をすれば最悪のシナリオを作った…となります。他社でバレた方からの相談が急増中な理由は、バレる様なシナリオを作るからであり、ターゲットをシナリオの舞台に上げる方法が全体的に間違っていると最悪のシナリオになってしまいます。
ゴールから逆算させるシナリオ
別れさせ工作のシナリオは、ゴール地点(工作成功)を明確にし、ゴールから逆算して何をすればどうなるか？を埋めていく作業が必要になります。工作成功というゴールを設定する事で、ゴールから逆算すれば足りない部分が明確になり、足りない部分を埋めるシナリオが作れるから最短ルートが分かります。
例えば、復縁工作では、調査⇒工作員の接触⇒人間関係の構築⇒心理誘導⇒再会演出⇒復縁成功という工程があります。その工程を逆算すると、復縁成功⇒再会演出⇒心理誘導⇒人間関係の構築⇒工作員の接触⇒調査、という工程になります。復縁成功までに必要な工程を一つ一つ進めていくので復縁成功に至る訳ですが、シナリオの描き方も同様で、復縁成功までのシナリオを現在地点から逆算して書き起こし、着実に復縁に進めていく形となります。
シナリオを描く時は、復縁する時に何が足りないか？といった情報を元に、その情報を埋める為のシナリオを描きます。シナリオはターゲットによって描くものが異なり、一つ一つの案件をオーダーメイドで書き起こさなければなりません。
ラストからのシナリオを描く具体例
ゲームのRPGを考えて頂くと分かり易いのですが、ラスボスを倒す為のストーリーを進行させるのでゲームは進みます。ゲームをプレイする側はストーリーに沿って遊びますが、ゲームの制作側は、ラスボスを倒す為のシナリオを逆算して作ります。終わりの設定をしてからルート内に中ボスなどのイベントを作り、LV１からプレーヤーが楽しめるシナリオを入れ込むのでゲーム終了までの流れを作れます。プレーヤーはLV１から冒険し、何が起きるだろうか？と楽しみながらゲームを進めますが、ゲームの制作側は、ラスボスを倒す為にLVをどこまで上げておかなければならないと知っているので、ゲームを楽しむのではなく、【クリアする為の工程を踏む】という作業を行います。
シナリオ制作はエンディングの決まったゲームと同じ
別れさせ工作のシナリオは、ターゲットの気持ちを揺さぶり、工作成功に繋げる【エンディングの決まったゲーム】と同じ様にシナリオを描きます。別れさせ依頼や復縁依頼が成功した時がエンディングになります。ハッピーエンドのエンディングに進める為に、ゲームマスターである別れさせ屋は、ゲームをクリアする工程を踏む作業を行います。
作業工程は、別れさせ調査や復縁調査といった調査から始まり、工作員の接触や人間関係の構築など、一通りの流れを進めていきます。接触して工作員が心理誘導を行い、別れさせ依頼や復縁依頼を成功させるまでに必要な工程を踏む事で結果に繋げるものであり、一つ一つの工程を踏む際のシナリオが案件毎に異なるので、ストーリーを作るのが別れさせ工作のシナリオ作りとお考え頂けば分かり易いかと思います。
シナリオは修正が必要です
別れさせ屋が描くシナリオは、ターゲットの動きや言動によって加筆修正が求められます。ターゲットの動きや言動は、情報として蓄積されるので、蓄積された情報を元に新たなシナリオに加筆されます。情報がない状態から始まり、稼働毎に情報が蓄積されるので、その情報次第でシナリオに変化を及ぼし、工程毎のシナリオは依頼直後のものとは異なります。
どんな言葉を発するか？によってターゲットの気持ちの変化を情報として蓄積しますが、調査時にターゲットが外出しない等の情報も随時アップデートを繰り返します。情報量が増えるのでシナリオの内容も想定していたシナリオから現実に近づけていく事が出来、別れさせ工作の終盤になって初めて完璧なシナリオに近いものが制作されます。加筆修正を繰り返しながらシナリオは作られていくので、最初に作られたシナリオと終盤のシナリオでは全く異なるシナリオとなります。
工作成功率の高いシナリオ作りには？
工作成功率の高いシナリオ作りには、新鮮な情報が求められます。過去の情報だけでシナリオを描いても、今のターゲットの現実とはかけ離れる為、全く対応出来ないシナリオとなってしまいます。ターゲットの今を知るからこそ、現実で対応出来るシナリオとなり、【情報の鮮度】はとても重要です。
情報の鮮度を保つ為の稼働が求められ、工作成功率の高いシナリオ作りには稼働を繰り返すしかありません。稼働を繰り返し、必要な情報を入手するからこそ工作成功率の高いシナリオ作りが出来るようになり、結果として意味のある稼働を繰り返す事が成功率の高さにも繋がります。
意味の無い稼働を繰り返しても、必要な情報を入手する事は出来ず、それはつまり工作成功率を上昇させる事には繋がりません。別れさせ屋と依頼者様が鮮度の高い情報を共有し、その共有した情報を元にシナリオを描いていくので最高のストーリーを描き上げる事に繋がり、結果に繋がるシナリオが終盤に出来上がります。別れさせ工作の成功率の高いシナリオ作りには、必要な稼働を必要な分だけ繰り返す事が重要となります。
