たった一つの質問で“違和感”を見抜く方法
昨今の別れさせ屋・復縁屋業界では、実働回数契約(回数制) を採用する会社が増えています。以前は期間契約だった会社も、回数制へ移行しているケースが目立ちます。
同時に、回数契約の会社へ工作依頼をして 成果につながらず、(株)ジースタイルへ セカンドオピニオン としてご相談いただく機会も増えています。
別れさせ工作・復縁工作は、調査や接触を積み重ねて対象者の心理を動かす業務です。つまり、実働回数を事前に固定して契約書を交わしたから成功する という種類のサービスではありません。
本記事では、
- 回数契約が増えるほど「成功率が下がりやすい」構造
- 回数契約の説明で起きやすい“矛盾”
- たった一つの質問で違和感を見抜く方法
を整理して解説します。
そもそも別れさせ屋・復縁屋は「何をする会社」なのか
別れさせ屋・復縁屋は、調査や接触を通じて情報を集め、対象者の心理を段階的に誘導し、依頼者様の悩み(別れ・復縁)を解消に導くサービスです。
取り扱うのは、物証だけではなく 人間の感情と判断 です。
この前提を理解すると、回数契約にありがちな説明の違和感が見えやすくなります。
人間の心を扱う以上「事前に必要回数を確定できない」のが本来
別れや復縁の成功は、対象者の性格・生活環境・交友関係・タイミングなどで大きく変わります。
そのため、本来の進め方は以下の繰り返しになります。
- 実働(調査・接触・関係構築)
- 報告(事実と変化の共有)
- 打ち合わせ(次の一手の設計・調整)
別れさせ工作・復縁工作は、固定シナリオを押し付けるのではなく、現場で得た情報をもとに 次の一手を組み替える ことで成功率を上げます。

「人間の行動と心を完全に掌握できるか?」というシンプルな視点
もし、対象者の心の動きと行動を完全に掌握できる会社があるなら、成功率は実質100%に近づきます。
しかし現実には、別れさせ工作・復縁工作に 100%保証 はありません。
だからこそ、成功率は
- 調査と分析の精度
- 現場対応力
- 打ち合わせの密度
- シナリオの柔軟性
で“上げていくもの”になります。
この性質を無視して「最初に回数を決めれば大丈夫」と説明される場合は、説明の整合性を確認する必要があります。
実働回数契約で起きやすい“矛盾”とは
回数契約がすべて悪い、という話ではありません。
ただし、回数契約は 相性が良い依頼 と 相性が悪い依頼 が明確に分かれます。
回数契約と相性が良いもの(例)
- 浮気調査などの「事実確認」
- 人探しなどの「発見・特定」
(白黒が明確で、成果の定義が客観化しやすい)
回数契約と相性が悪いもの(例)
- 別れさせ工作
- 復縁工作
(心理変化が必要で、途中で設計変更が頻繁に発生する)
別れや復縁は、対象者の心が動くまでのプロセスが状況次第で変動します。
したがって、回数を固定するほど「現場の変化に合わせた最適化」がしづらくなり、結果として成功率が下がりやすくなります。
実働回数契約の“違和感”を見抜く、たった一つの質問
回数契約の説明で最も大きい違和感は、次の点です。
対象者と面識がない(又聞き情報中心)の段階で
「成功までに必要な実働回数」を断定的に提示できるのか?
この違和感は、たった一つの質問で浮き彫りになります。
質問
「何回相談すれば、私は御社と契約しますか?」
理由はシンプルです。
回数契約を強く勧める会社は「対象者の心理は回数で設計できる」という前提で話します。
ならば、目の前で会話している依頼者様の意思決定(契約する/しない)も、回数で見立てられるはずです。
もちろん現実には、依頼者様が契約するかどうかは
- 提案内容に納得できるか
- 予算に合うか
- リスク説明が誠実か
で変わります。回数で確定できません。
にもかかわらず、対象者については「回数で成功できる」と語るなら、そこに矛盾が生まれます。
この“矛盾”に気づけるかどうかが、会社選びの分岐点になります。
回数契約の別れさせ屋に多い「工作が最初から決め打ち」になる問題
実働回数契約の会社では、対象者の個別事情を十分に把握しないまま、提案が ワンパターン化 するケースが見られます。
代表的なのは、いわゆるハニートラップ的な「浮気誘導」へ寄せた提案です。
この提案が出やすい理由は、回数の内訳を説明しやすいからです。
- 何回で接触
- 何回で距離を縮める
- 何回で関係が動く
という形で“回数の見せ方”は作りやすくなります。
しかし、対象者がその通り動く保証はありません。
対象者に合わせた柔軟な設計が弱いほど、現場のズレが生まれ、成功率が下がります。
実働回数契約で失敗した後、セカンドオピニオンが増える理由
回数契約で相談が増える背景には、次のような“典型的なすれ違い”があります。
- 契約した回数は動いたが、復縁/別れに繋がっていない
- 報告はあるが、次の一手が「回数消費」になっている
- 調査が増えるだけで、心理誘導の設計が見えない
- 途中で追加提案が続き、総費用が膨らむ
依頼者様が求めているのは「動いた回数」ではなく、**悩みの解消(別れ・復縁の成立)**です。
成果の定義がズレたまま進むと、結果として「動いたのに叶わなかった」という相談が増えます。
まとめ:回数契約を検討するなら、必ず“整合性”を確認してください
実働回数契約そのものではなく、回数で成功が決まるかのような説明に違和感を持ってください。
契約前に確認すべきポイントは以下です。
- 対象者を“個人”として分析する前提があるか
- 実働→報告→打ち合わせで設計を変える体制があるか
- 「成功」までの流れが回数ではなく心理変化で説明されているか
- 例の質問(何回相談すれば契約するか)に対して、矛盾のない説明ができるか
実働回数契約の会社を検討している方は、ぜひ一度、
「何回相談すれば、私は御社と契約しますか?」
と質問してみてください。返答の内容と論理が、その会社の本質を映します。




