人の気持ちは、誰かが思い通りにコントロールできるものではありません。
「好きになってください。」
と言われたから好きになるわけではありません。
「嫌いになってください。」
と言われたから嫌いになるわけでもありません。
では、人の気持ちは変わらないのでしょうか。
そんなことはありません。
最初は何とも思っていなかった人を、いつの間にか好きになることがあります。
反対に、大好きだった人と関わっていく中で、少しずつ気持ちが冷めていくこともあります。
つまり、
人の気持ちはコントロールできませんが、変化しないわけではありません。
では、その変化はどのようにして起きるのでしょうか。
このページでは、人の気持ちを「操作する方法」ではなく、人の見え方・受け取り方・考え方・判断がどのように変化し、気持ちに影響するのかについてご説明します。
人の気持ちは「操作できない」だけで、変化しないわけではありません
「人の気持ちはコントロールできない。」
という言葉を、
「一度決まった気持ちは二度と変わらない。」
という意味に捉える必要はありません。
- 人の気持ちは日々変化しています。
- 好きではなかった人を好きになる。
- 信用していなかった人を信用するようになる。
- 苦手だった人と仲良くなる。
反対に、
- 好きだった人への気持ちが冷める。
- 信用していた人を信用できなくなる。
- 仲が良かった人と距離を置く。
こうした変化は、日常の人間関係でも起きています。
ただし、
「この人を好きにさせる。」
「この人を嫌いにさせる。」
「この判断をさせる。」
と、他人が変化の方向や結果まで自由に決めることはできません。
人の気持ちは変化するものですが、その変化を他人が自由にコントロールできるわけではないのです。
この違いを理解することが、人の気持ちの変化を考える出発点になります。
あなたが好きになった人も、最初から好きだったでしょうか?
現在、復縁したいと思っている相手のことを考えてみてください。
その人への気持ちは、初めて会った時から現在と同じだったでしょうか。
最初は、
「感じのいい人だな。」
「話しやすい人だな。」
くらいだったかもしれません。
そこから、
- 何度か話すようになった。
- 一緒に食事をした。
- 自分の話を聞いてもらった。
- 意外な一面を知った。
- 困っている時に助けてもらった。
- 一緒にいる時間が楽しくなった。
そうした経験を重ねる中で、
何とも思わない人
だった相手が、
少し気になる人
になり、
もっと話したい人
になり、
会いたい人
になり、
いつの間にか、
好きな人
になったのかもしれません。
その時、誰かから、
「この人を好きになりなさい。」
と命令されたわけではないはずです。
相手を知る。
関わる。
一緒に何かを経験する。
それによって相手の見え方や受け取り方が変わり、その人に対する気持ちにも変化が生まれていったのではないでしょうか。
好きだった人への気持ちが冷めることもあります
人の気持ちが変化するのは、好意が生まれる時だけではありません。
最初は大好きだった相手でも、
- 何度も約束を破られる。
- 自分の話を聞いてもらえない。
- 嘘をつかれる。
- 束縛される。
- 自分の気持ちを軽く扱われる。
- 同じことで何度も喧嘩になる。
そうした経験が積み重なることで、相手への見え方が変わることがあります。
最初は、
「大切な人」
だった相手が、
「自分のことを分かってくれない人」
に見えるようになる。
さらに、
「一緒にいると疲れる人」
になり、
最後には、
「距離を置きたい人」
になることもあります。
これも、
「今日から嫌いになろう。」
と決めたから起きたわけではありません。
相手との関係の中で様々なことを経験し、その経験によって相手への見え方や受け取り方が変化した結果、気持ちにも変化が生まれています。
復縁を考えるなら、別れまでに気持ちがどう変化したかを見る必要があります
復縁を考えている方にとって、これは重要な部分です。
交際を始めた頃、対象者様は依頼者様に対して、
「付き合いたい。」
「一緒にいたい。」
という気持ちを持っていたはずです。
しかし、その後の関係の中で何かが変わり、
「このまま付き合い続けることはできない。」
「別れたい。」
という判断に変わりました。
つまり、
対象者様の依頼者様に対する見え方や考え方、気持ちは、交際中にも変化していた可能性があります。
ただし、
「一度変わったのだから、もう一度こちらの望む方向へ変えればいい。」
という話ではありません。
考えるべきなのは、
なぜ対象者様の気持ちや判断が変化したのか。
ということです。
好きだった人が、なぜ距離を置きたい人になったのか。
一緒にいたいと思っていた人と、なぜ別れたいと思うようになったのか。
その変化には過程があります。
復縁を考えるのであれば、その過程を無視することはできません。
人の気持ちは一つの出来事だけで変わるとは限りません
別れの原因について、
「最後の喧嘩が原因でした。」
「LINEで言い過ぎてしまったことが原因です。」
と考える方がいます。
もちろん、一つの出来事が大きなきっかけになることはあります。
しかし、人の気持ちは必ずしも一つの出来事だけで変化するわけではありません。
- 小さな違和感。
- 何度も繰り返された出来事。
- 伝えても改善されなかった不満。
- 我慢してきたこと。
- 少しずつ失われた信用。
そうしたものが積み重なり、最後の出来事をきっかけとして、
「もう続けられない。」
という判断になることもあります。
その場合、
最後の喧嘩は別れを決断するきっかけではあっても、それまでの気持ちの変化すべてを生み出した原因とは限りません。
だから、
「この一言が原因だったから、この一言について謝れば戻れる。」
とは限らないのです。
目に見えた最後の出来事と、それまでに気持ちが変化してきた過程は分けて考える必要があります。
同じ言葉でも、受け取り方は変わります
人の気持ちの変化を考える時に重要なのが、受け取り方です。
例えば、
「会いたい。」
という言葉があります。
関係が良好な相手から言われれば、
「自分も会いたい。」
と思うかもしれません。
しかし、何度断っても連絡をしてくる相手から、
「会いたい。」
と言われれば、
「またか。」
「距離を置きたいのに。」
と感じることもあります。
言葉は同じです。
しかし、
- 誰から言われたのか。
- どのような関係なのか。
- それまでに何があったのか。
- どのタイミングなのか。
によって受け取り方は変わります。
つまり、
「会いたい」という言葉そのものに、人の気持ちを決まった方向へ動かす力があるわけではありません。
相手との関係や、それまでの経験によって、その言葉がどのように見えるのか、どのように受け取られるのかが変わります。
同じ行動でも、その意味は一つではありません
これは言葉だけではありません。
例えば、別れた相手が会ってくれたとします。
依頼者様からすれば、
「会ってくれたのだから、まだ気持ちがあるのではないか。」
と思うかもしれません。
しかし対象者様は、
もう一度関係を考えるために会ったのかもしれません。
友人としてなら会ってもいいと思ったのかもしれません。
最後にきちんと話をするために会ったのかもしれません。
「会った」という事実は同じでも、その行動が本人にとって持つ意味は同じではありません。
そのため、
「会えたから復縁できる。」
「返信が来たからまだ好き。」
「ブロックされていないから嫌われていない。」
と、表に出ている行動だけから気持ちを決めつけることはできません。
人の気持ちを考える時には、
その人がどのような意味で、その言葉や行動を選んでいるのか。
まで考える必要があります。
人は「事実」だけではなく、自分がどう受け取ったかでも判断します
例えば、依頼者様が本当に自分の問題点を改善したとします。
依頼者様自身は、
「以前とは違う。」
と思っているかもしれません。
しかし対象者様から、
「結局何も変わっていない。」
と見えていれば、対象者様にとっての認識は変わりません。
反対に、
「以前とは少し違うかもしれない。」
と見えるようになれば、同じ依頼者様に対する受け取り方が変わる可能性があります。
ここで重要なのは、
自分がどう思っているかと、相手からどう見えているかは同じではない
ということです。
人は、自分が見たことや経験したことを、自分なりに受け取りながら考えています。
そのため、同じ事実であっても、人によって受け取り方やその後の判断が異なることがあります。
見え方や受け取り方が変われば、考え方も変わることがあります
例えば、対象者様が依頼者様を、
「自分の気持ちを理解してくれない人。」
と見ていたとします。
その状態では、依頼者様から連絡が来ても、
「また自分の気持ちを押し付けてきた。」
と受け取るかもしれません。
しかし、その後の経験によって、
「以前とは少し違うかもしれない。」
という見え方になれば、
同じように連絡が来たとしても、
「前とは少し違うな。」
と受け取る可能性があります。
すると、
「もう関わりたくない。」
という考えから、
「少しくらいなら話してもいいかもしれない。」
という考えに変化することがあります。
ここで重要なのは、
いきなり、
「復縁したい。」
に変わるとは限らないことです。
「絶対に嫌だ。」
から、
「少しくらいなら。」
へ。
「関わりたくない。」
から、
「話くらいなら。」
へ。
人の考え方は、このように少しずつ変化することがあります。
考え方が変われば、判断が変わることがあります
考え方が変化すれば、その後の判断にも変化が生まれることがあります。
「返信しない。」
と思っていた人が、
「一度返信してみよう。」
と考える。
「会わない。」
と思っていた人が、
「一度くらいなら会ってもいい。」
と考える。
「復縁は絶対に考えない。」
と思っていた人が、
「今すぐではないけれど、もう一度考えてみてもいいかもしれない。」
と考える。
このような判断の変化によって、新しい経験が生まれます。
返信したことで会話が生まれる。
会話によって今まで知らなかった一面を知る。
実際に会ったことで、以前とは違う印象を持つ。
その新しい経験によって、さらに見え方や受け取り方が変わることもあります。
人の気持ちの変化を考える時、ジースタイルでは主に、
- 見え方
- 受け取り方
- 考え方
- 判断
といった変化に注目します。
ただし、これらが必ずこの順番で一方向に進むわけではありません。
新しい判断によって新しい経験が生まれ、その経験によって見え方が変わることもあります。
考え方が変わった後に、再び以前の考えに戻ることもあります。
それぞれが互いに影響しながら、人の気持ちは変化していきます。
人の気持ちは一直線には変化しません
人の気持ちは、
嫌い。
↓
普通。
↓
好き。
というように、一直線に変化するものではありません。
昨日は、
「もう関わりたくない。」
と思っていたのに、
今日は、
「少し寂しい。」
と感じることもあります。
一度、
「もう一度話してみてもいいかな。」
と思っても、
実際に話したことで、
「やっぱり無理だ。」
と思うこともあります。
相手への好意が残っていても、
「復縁はしたくない。」
と考えることもあります。
「会いたい。」
と思いながら、
「また傷付きたくない。」
とも思うことがあります。
人は、矛盾する感情を同時に持つことがあります。
だから、
一度返信が来た。
一度会えた。
優しい言葉を掛けてもらえた。
という一つの反応だけで、
「気持ちが変わった。」
「復縁できる。」
と判断することはできません。
人の気持ちは、変化しながら揺れるものでもあります。
人の気持ちが変化するきっかけはあります
人の気持ちそのものを自由に操作することはできません。
しかし、人が物事について考えるきっかけになる出来事はあります。
- 新しい情報を知る。
- 今までとは違う経験をする。
- 誰かと話す。
- 別の考え方を知る。
- 今まで気付かなかったことに気付く。
- 相手の違う一面を見る。
こうした出来事によって、
「絶対にこういう人だ。」
と思っていた相手について、
「自分が思っていた人とは少し違うのかもしれない。」
と考えることがあります。
それによって、相手への見え方や考え方が変わることもあります。
つまり、
人の気持ちそのものを直接操作することはできなくても、人が改めて考えるきっかけは存在します。
きっかけを作ることと、結果を決めることは違います
ここは、人の気持ちの変化を考えるうえで非常に重要です。
考えるきっかけがあったからといって、全員が同じ結論を出すわけではありません。
同じ出来事でも、
- 前向きに受け取る人がいます。
- 特に何も感じない人もいます。
- 反対に、警戒する人もいます。
例えば、久しぶりに元恋人と話したとしても、
「やっぱりこの人が好きだ。」
と思う人もいれば、
「友人としてなら付き合える。」
と思う人もいます。
「やっぱり復縁はしない。」
と再確認する人もいます。
だから、
「この状況を作れば好きになる。」
「この言葉を伝えれば復縁したくなる。」
というように、変化する方向や結果まで指定することはできません。
きっかけを作ることと、その人がどのような答えを出すかを決めることは別です。
最終的に何を感じ、何を考え、どのような判断をするのかは本人が決めます。
復縁では、相手の気持ちを変えるのではなく変化の過程を考えます
復縁でも、この考え方は変わりません。
対象者様へ、
「復縁した方がいい。」
と伝えれば復縁したくなるわけではありません。
「依頼者様は変わりました。」
と誰かが説明すれば、そのまま信じてもらえるわけでもありません。
重要なのは、
対象者様が現在どのように依頼者様を見ているのか。
どのように二人の関係を受け取っているのか。
なぜ現在、復縁を選んでいないのか。
ということです。
人によって見え方や受け取り方が違う以上、必要な対応も同じとは限りません。
そのため復縁では、相手の気持ちを直接変えようとするのではなく、対象者様自身が依頼者様や二人の関係について改めて考えられる可能性を作ることが重要になります。
具体的に対象者様をどのように考えるのか、どのような方法を組み立てるのかについては、それぞれ別のページでご説明しています。
まとめ|人の気持ちは経験や受け取り方によって変化します
人の気持ちはコントロールできません。
しかし、人の気持ちは変化します。
あなた自身も、
最初は何とも思っていなかった人を、いつの間にか好きになったことがあるかもしれません。
反対に、大好きだった人への気持ちが、関係を続ける中で冷めていった経験があるかもしれません。
そこには、
- 相手を知る。
- 関わる。
- 何かを経験する。
- その出来事を自分なりに受け取る。
- 考える。
- 判断する。
という様々な過程があります。
人の気持ちの変化を考える時には、
- 見え方
- 受け取り方
- 考え方
- 判断
といった変化を見ることができます。
そして、これらは一方向に進むものではありません。
新しい経験によって見え方が変わり、
見え方が変わることで受け取り方が変わり、
受け取り方が変わることで考え方が変わる。
判断が変わったことで新しい経験が生まれ、さらに見え方が変わることもあります。
人の気持ちは、このように様々なものが互いに影響しながら変化していきます。
だから、
人の気持ちを操作することと、人の気持ちが変化することは全く違います。
誰かがスイッチを押して好きにさせるのではありません。
その人自身が何かを見て、経験し、受け取り、考え、判断する。
その過程の中で、結果として気持ちが変化することがあります。
そして、
その変化がどの方向へ進むのかを最終的に決めるのも、その人自身です。
人の気持ちはコントロールするものではなく、その人自身の経験や考えによって変化していくものです。
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復縁屋ジースタイル
この記事を書いた人

執筆・監修責任者:Eri Miyamoto
東京都公安委員会届出(第30190279号)の探偵社「復縁屋ジースタイル」を運営。年間相談件数5,000件以上、累計相談件数30,000件を超える復縁工作・別れさせ工作のご相談に対応してきた株式会社ジースタイルが、実際の相談・調査・工作で得た知見をもとに本記事を作成しています。
※ 安全面および業務上の配慮から、写真は後ろ姿で掲載しています。
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