別れさせ屋や復縁屋の悪質業者に要注意

弁護士法違反の疑いで、長野県松本市の探偵業、塚田栄次容疑者(69歳)が逮捕されました。

以下は報道から引用です。

探偵業を営む69歳の男が弁護士法違反の疑いで逮捕されました。

資格がないのに借金の弁済を交渉した疑いがもたれています。

(中略)

逮捕されたのは、松本市の探偵業・塚田栄次容疑者(69)です。

警察によりますと、弁護士資格がないのに県内の2人から依頼を受け、去年8月から3回に渡って借金の弁済要求などを行い、送金の一部を受け取った疑いがもたれています。

警察によりますと、容疑者は安曇野市で事務所を実質的に経営し、ホームページには「弁護士ではない」と明記もされていました。

警察が家宅捜索した事務所には、クライアントも訪れ、困惑した様子でした。

警察によりますと、県内で弁護士法違反の検挙は1992年以来となります。

(引用元:FNN PRIME)

上記のような、

  • 探偵業法への理解(探偵はどこまでしてもいいものなのか?という基本的な知識)
  • 弁護士法への理解(どういった業務が弁護士法の範疇で、探偵が踏み込んではいけない領分なのか)

がない探偵は実は多く、困っている状況にある依頼者の弱みに付け込み、

  • 大丈夫ですよ!
  • 出来ますよ!
  • 何でもやりますよ!

と適当なことを言って依頼を受け、探偵探偵社が余計なトラブルを巻き起こして問題解決が尚更に困難になってしまう・・・といった事例は少なくありません。

困っている状況にある依頼者側からすれば、

  • そもそも探偵業法や弁護士法の知識がないために、探偵が「出来ますよ!」と言っていることが本当に出来る=やっていいことなのかわからない
  • 困っているときに「大丈夫ですよ!出来ますよ!」との言葉が過剰に頼もしく見えてしまう

等の理由で依頼をしてしまうのかもしれませんが、自分が依頼をしようとしている内容は探偵に依頼をしてもいい内容なのか?は、まずは依頼者側もきちんと考えなければなりません。

実は借金返済にまつわるご相談やご依頼は、弊社にもございます。

「知人にお金を貸したけれど、貸した相手が行方をくらましてしまったから探してほしい」等のご相談・ご依頼です。

例えば「知人にお金を貸したけれど、貸した相手が行方をくらましてしまったから探してほしい」とのご依頼の場合、「行方をくらましてしまったから探してほしい」は探偵の業務の範疇なために、弊社で承ることができます。

しかし、探して見つかった結果、返済の交渉をすることは探偵の業務ではないために、弊社が行うことはできません。

というのも、探偵の業務というのは、探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)において、

「他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務」

ときちんと定義されており、借金返済の交渉の代行をすることは探偵業の業務に含まれていないからです。

ただし、「貸した相手が行方をくらましてしまったから探してほしい」とのご依頼において、「特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として」いるのならば、お金を貸した相手に探偵が接触をして、例えば

  • どうして借金を返済しないままに行方をくらましたのか?
  • 返済の予定についてどう考えているのか?

を聞き込み調査をすることは、違法ではありません。

何故なら、返済計画は「特定人の行動についての情報」であり、返済計画の聞き込みは「当該依頼に係るものを収集することを目的として」いるからです。

「返済の交渉は違法であるけれど、返済の意思や計画について貸した相手であるターゲットに接触をして聞き込み調査をすること(=情報収集)は、違法ではない」。

このような基本的な法律知識がないままにご依頼を承る探偵社が多く、今回弁護士法違反で逮捕された塚田栄次容疑者などその典型です。

また、塚田栄次容疑者が経営するオフィスL&LMのホームページには

「未回収の売掛金・貸付金・立替金・不渡り手形・小切手等々あきらめていませんか?債権者様がすることは何もありません。オフィスL&LMにおまかせください!」

と書いています。

もしかすると、弁護士法に違反している認識がありながらも、「逮捕されないから大丈夫」と思って営業を続けていたのかもしれません・・・。

依頼者側の立場からすれば、ご依頼自体で更に費用がかかるわけですから、そんな探偵業法や弁護士法に違反した探偵社が営業している事実は恐ろしいですよね。

残念ながら、ご依頼時にかかる契約金目当てに、法律に違反した内容のご依頼を受ける探偵社は後を絶ちません。

非常に腹立たしいことではありますが、(株)ジースタイルはそのような風潮に流されることなく、依頼者の希望の達成と法令順守の両立を目指して営業をしてまいります。

探偵業法外の法律についてアドバイスを差し上げることは弁護士法違反になるために出来ませんが、探偵業法内のご相談については無料で承ることが可能です。

今抱えている悩みの解決は探偵が実現することが可能なのか?と悩まれましたら、お気軽にご相談ください。