復縁相談をしていると、
「工作員って役者さんみたいな仕事ですよね?」
というご質問をいただくことがあります。
確かに「工作員」という言葉だけを聞けば、
誰かになりすまして、
演技をして、
対象者様を騙す人。
そんなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、私たちはそのようなご質問をいただいた時、
「役者というより、芸人さんの方が近いかもしれません。」
とお答えすることがあります。
ほとんどの方は驚かれます。
しかし、実際に復縁工作の現場で対象者様と接している工作員の仕事を考えると、役者よりも芸人さんの方が近い部分があります。
なぜなら、工作員が向き合うのは、台本どおりにセリフを話してくれる相手ではないからです。
その時に何を考え、何を話し、どのような反応をするか分からない対象者様という一人の人間です。
→ 復縁工作とは
→ 復縁屋の工作員とは
→ 復縁工作について記事一覧
復縁工作の工作員は台本通りに演技する役者ではありません
役者には台本があります。
自分が話すセリフだけではなく、相手が何を話すのかも決まっています。
物語がどのように進むのかも分かっています。
そして、監督がいます。
演技がうまくいかなければ、
「もう一回。」
と撮り直すこともできます。
しかし、復縁工作の現場は違います。
対象者様が何を話すのかは分かりません。
どのような反応をするのかも分かりません。
今日は機嫌が良いかもしれません。
仕事で嫌なことがあって、誰とも話したくない日かもしれません。
予定していた話題とは全く違う話を始めるかもしれません。
突然、恋愛について相談してくることもあります。
対象者様が誰かと一緒にいることもあれば、予定していた場所へ来ないこともあります。
そして、工作員が一度口にした言葉を、
「今のはなしで。」
と取り消すこともできません。
「カット。」
も、
「もう一回。」
もありません。
だから工作員は、決められた役を最後まで演じ切ればいい仕事ではありません。
目の前にいる対象者様とのやり取りによって、その場で人間関係を作っていく仕事です。
復縁工作にはシナリオがあっても台本はありません
復縁工作にはシナリオがあります。
しかし、
シナリオがあることと、台本があることは同じではありません。
復縁工作のシナリオは、
「対象者様がこの言葉を言ったら、工作員はこの言葉を返す。」
「次にこの話題を出して、その後この質問をする。」
と、会話を一言一句決めるものではありません。
対象者様は、そのシナリオを知りません。
こちらが想定した言葉を話してくれるわけでもありません。
復縁工作で考えるシナリオとは、
- 何のために対象者様へ接触するのか
- どのような関係を築いていくのか
- 対象者様について何を確認する必要があるのか
- どのような情報を得る必要があるのか
- 関係が進んだ先で何を目指すのか
といった、復縁という目的に向けた大きな流れを考えるものです。
つまり、
シナリオは目的へ向かうための設計であって、対象者様との会話を決める台本ではありません。
実際に接触すれば、想定していなかったことはいくらでも起こります。
対象者様が予想とは違う反応をすることもあります。
考えていた話題に興味を示さないこともあります。
反対に、想定していなかった話題から対象者様との距離が縮まることもあります。
その時に、
「シナリオに書いていないから対応できない。」
では、復縁工作にはなりません。
シナリオという方向性を持ちながら、実際の対象者様との関係に合わせて進めていきます。
工作員は対象者様の反応に合わせて関係を築きます
私たちが、
「役者というより、芸人さんの方が近いかもしれません。」
とお話しするのは、ここに理由があります。
舞台やライブでお客様を前にする芸人さんは、毎回同じ状況で話をするわけではありません。
お客様も違います。
会場の空気も違います。
昨日反応が良かった話が、今日は全く反応されないこともあります。
その場の反応を見ながら、話し方を変えたり、話題を変えたり、空気に合わせたりします。
復縁工作も、対象者様によって同じように進むわけではありません。
よく話す対象者様もいます。
自分のことをあまり話さない対象者様もいます。
初対面でも人との距離が近い人もいれば、時間を掛けなければ距離が縮まらない人もいます。
そのため、
「この話をすれば仲良くなれる。」
「この接触方法なら関係を築ける。」
「この順番で進めれば距離が縮まる。」
という方法を、すべての対象者様へ同じように当てはめることはできません。
工作員は対象者様の反応を見ながら、
今日は話を聞く。
今日は少し距離を縮める。
今日は無理に踏み込まない。
もう少し関係を築いてから聞く。
と、その人との関係に合わせて進めていきます。
だから工作員に必要なのは、決められた役を上手に演じる能力だけではありません。
対象者様を見ながら、その人との関係を作っていく力です。
こうした対象者様を見て考え、その場で判断する能力については、工作員に必要な「工作能力」として別の記事で詳しく解説しています。
→ 復縁屋の工作員に必要な工作能力とは?観察・分析・発想・判断する力
工作員が作るのは演技ではなく対象者様との人間関係です
工作員という仕事に対して、
「結局、人を騙す仕事ですよね。」
と思われる方もいるかもしれません。
しかし、対象者様との関係を、
「設定どおりに演技できればいい。」
と考えていては、復縁工作を進めることはできません。
対象者様は人です。
話していて不自然だと感じれば警戒します。
会話が噛み合わなければ、もう一度会いたいとは思いません。
一方的に距離を縮めようとすれば、
「何でこんなに距離が近いんだろう。」
と不審に思われることもあります。
反対に、
「この人とは話しやすい。」
「また話したい。」
「一緒にいて楽しい。」
と思ってもらえれば、その後も自然に関係を続けられる可能性があります。
だから工作員が考えるのは、
「自分がどう演じるか。」
だけではありません。
「対象者様は、この関係をどう感じているのか。」
ということです。
例えば、工作員側が、
「今日はここまで仲良くなる。」
と決めていたとしても、対象者様が同じように感じてくれるとは限りません。
こちらが距離を縮めたいからといって、対象者様との距離が縮まるわけではありません。
人間関係は、一方だけの都合では作れないからです。
そのため、対象者様の話を聞きます。
どのような考え方をする人なのかを知ります。
どのような距離感を心地よいと感じるのかを見ます。
そして、その対象者様に合わせて関係を築いていきます。
工作員が作るのは、台本どおりの演技ではなく、対象者様との人間関係です。
だからこそ、その関係が復縁工作を進める上で何につながるのかを考えながら、対象者様との距離を作っていく必要があります。
工作員は、決められた役を演じ切ることを目的にしているわけではありません。
復縁という目的から必要な関係を考え、対象者様という一人の人間と向き合いながら、その人に合わせた関係を築いていきます。
シナリオはあっても、台本はありません。
目の前にいるのは、こちらが用意した物語の登場人物ではなく、感情を持ち、自分で考え、その時々で違う反応をする一人の人間です。
だから工作員に必要なのは、決められた役を上手に演じることではありません。
目の前の対象者様と向き合い、台本のない人間関係を築いていくことです。
それが、ジースタイルが考える復縁工作の工作員という仕事です。
復縁を考える時に大切なのは、
焦って行動することではありません。
現在の状況や対象者との関係を整理し、本当に必要な進め方を考えることが、復縁への第一歩になると私たちは考えています。
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この記事を書いた人

執筆・監修責任者:Eri Miyamoto
東京都公安委員会届出(第30190279号)の探偵社「復縁屋ジースタイル」を運営。年間相談件数5,000件以上、累計相談件数30,000件を超える復縁工作・別れさせ工作のご相談に対応してきた株式会社ジースタイルが、実際の相談・調査・工作で得た知見をもとに本記事を作成しています。
※ 安全面および業務上の配慮から、写真は後ろ姿で掲載しています。
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