「離婚した元妻と復縁したいのですが、復縁工作では何をするのですか?」
「元夫はもう夫婦に戻るつもりがないと言っています」
「離婚後も嫌われているわけではないのですが、復縁は難しいでしょうか?」
離婚後の復縁工作について、このようなご相談をいただくことがあります。
離婚した対象者様に対して復縁工作を行う場合、工作員が接触して「もう一度やり直してみませんか?」と復縁を勧めるわけではありません。
離婚を決断した対象者様には、それまでの結婚生活で感じてきた不満や、夫婦関係を続けられないと考えた理由があります。
その気持ちを理解しないまま復縁を勧めても、対象者様にとっては、離婚を決断した理由を理解してもらえていないと感じるだけかもしれません。
そこで私たちは、対象者様が元配偶者を現在どのように認識しているのかを確認し、その認識が形成された経緯を理解することから考えます。
離婚した元配偶者を、家族としては大切に思っているのか。
一人の異性としての魅力を感じなくなっているのか。
それとも、結婚生活で受けた苦痛から、関わること自体を望んでいないのか。
その違いによって、検討する復縁工作方法は変わります。
今回は、離婚後の対象者様に新しい交際相手がいない状況を中心に、工作員がどのような会話を行い、何を判断し、依頼者様との関係再構築につなげていくのかを説明します。
元配偶者を家族として見ているのか、一人の異性として見ているのか
離婚後の対象者様が、元配偶者について、
「嫌いになったわけじゃない」
「家族としては大切だった」
「でも、夫婦に戻るつもりはない」
と考えている場合があります。
このような対象者様に対して、工作員がすぐに恋愛感情を確認する必要はありません。
まず、結婚生活について話を聞いていきます。
どんな生活を送っていたのか。
楽しかった時期はあったのか。
いつ頃から夫婦関係が変わっていったのか。
対象者様が楽しかった思い出を話した場合には、その出来事についてさらに聞いていきます。
例えば、結婚生活について楽しそうに話しているのであれば、「それは楽しい結婚生活だったんだね」と受け止めることがあります。
ここで「それなら復縁した方がいい」とは言いません。
楽しかった思い出があることと、現在も夫婦に戻りたいと思っていることは別だからです。
家族としての認識が残っている場合
対象者様が元配偶者を「うちの旦那」などと呼ぶ場合があります。
その言葉だけで、まだ家族としての気持ちが残っていると決めつけることはできません。長年の習慣で使っている場合もあるからです。
ただ、対象者様が自発的に家族としての思い出や関係について話すのであれば、現在もどのような意味で元配偶者を大切に思っているのかを確認することができます。
「昔には戻れない」と言われれば、その考えを否定しません。
時間を戻すことはできませんし、以前の結婚生活に戻りたくないという気持ちにも理由があります。
そこで、夫婦として再び生活することと、離婚後も互いに助け合える関係を築くことを分けて考えます。
夫婦には戻りたくなくても、元家族として近況を伝え合ったり、困った時に相談できたりする関係なら受け入れられる場合があるからです。
ただし、家族としての思い出を復縁する義務のように扱うことはしません。
対象者様が関係を望まないのであれば、その意思を尊重する必要があります。
家族という関係を拒否する場合
対象者様が「もう家族ではない」「元配偶者とは関わりたくない」と考えている場合、家族としてのつながりを繰り返し説明しても、かえって反発を招く可能性があります。
そのため、元配偶者を家族として見る方法が適さない場合には、一人の異性としてどのように認識しているのかという別の切り口を検討します。
ただし、接触自体を拒否している場合は、異性としての魅力を話題にすればよいということではありません。接触を見送る判断が必要です。
昔の魅力を感じなくなった原因を、会話から確認する方法
対象者様が元配偶者を一人の異性として魅力的に感じなくなっている場合、工作員は、最初から依頼者様の良いところを説明するわけではありません。
まず、対象者様がどのような異性に惹かれるのかを聞いていきます。
優しい人がいいのか。
頼りがいのある人がいいのか。
一緒にいて楽しい人がいいのか。
話を聞いてくれる人がいいのか。
そのうえで、理想として考えている条件と、実際に好きになる相手の魅力は必ずしも一致しない、という話をすることがあります。
そして、過去に元配偶者のどのようなところに惹かれたのかを聞いていきます。
ここで重要なのは、昔の依頼者様の魅力を思い出してもらうことだけではなく、なぜその魅力を感じなくなったのかを確認することです。
年齢とともに変わった魅力について考える
対象者様から、
「昔は優しかった」
「昔は一緒にいて楽しかった」
という話が出たとします。
その時に、昔と同じ魅力を取り戻すように勧めるわけではありません。
人は年齢とともに変わります。
昔は魅力的だった部分が変化することもあれば、別の部分に魅力が生まれることもあります。
工作員が自分自身の年齢による変化や失敗について話すことも、会話の一つの方法です。
それによって、対象者様自身も昔とは考え方や価値観が変わっているのではないか、という話につながる場合があります。
そして、長年一緒に生活するうちに、お互いの変化に関心を持たなくなっていた可能性についても考えます。
依頼者様から魅力がなくなったのではなく、互いに関心を持たなくなったことで、現在の魅力に気付けなくなっていたのかもしれません。
もちろん、これは一つの可能性であって、対象者様の感じた不満を否定するものではありません。
相手に何を期待していたのかを確認する
例えば、対象者様が、
「昔は頼りがいがあったのに、結婚してから何もしてくれなくなった」
と話したとします。
ここで工作員が確認するのは、依頼者様が本当に何もしていなかったのかということだけではありません。
対象者様が、依頼者様に何を期待していたのか。
その期待が満たされなくなったのはいつ頃なのか。
そして、期待することを諦めた結果、以前は魅力的だった部分まで魅力的に見えなくなったのではないか。
そうした点を確認していきます。
対象者様が「何度も期待を裏切られた」と話すのであれば、まずその状況を聞き、どのような思いをしたのかを受け止めます。
そのうえで、依頼者様にも何か考えがあった可能性について話すことはあります。
しかし、依頼者様に事情があったからといって、対象者様の不満がなくなるわけではありません。
重要なのは、双方が何を考えていたのかを伝え合えなくなっていた可能性です。
いつから会話をしなくなったのか
結婚生活で会話が減っていたことが分かれば、いつ頃からその状態になったのかを振り返ります。
仕事が忙しくなった頃なのか。
子供が生まれて生活が変わった頃なのか。
不満を伝えても改善されないと感じた頃なのか。
会話がなくなった経緯を確認することで、元配偶者に期待しなくなった理由が見えてくる場合があります。
会話がなくなった背景に双方のすれ違いがあったのであれば、片方だけが原因とは限らないという見方もできます。
そして、もし互いの気持ちをきちんと伝え合えていたら、違う関係になっていた可能性について考えることもできます。
ただし、暴力や威圧などが原因だった場合にまで、双方に同じ責任があるという説明をするわけではありません。
対象者様が経験した問題を理解したうえで、どのような関係の変化が起きていたのかを整理することが、この方法の目的です。
復縁を望まない対象者には、助け合える関係を考えてもらう
対象者様が、
「もう恋愛はしたくない」
「再婚するつもりはない」
と話す場合もあります。
そのような対象者様に対して、復縁や再婚を勧めても受け入れられないことがあります。
そこで、恋愛や結婚とは別に、これからの人生でどのような人間関係を築いていきたいのかを聞くことがあります。
一人で生活することを望んでいるのか。
困った時に相談できる人がいた方がいいと思っているのか。
安心して話せる相手を必要としているのか。
その話の中で、対象者様自身が元配偶者との交流を受け入れられると考えるのであれば、復縁を前提としない関係を検討することができます。
例えば、
「復縁するとかじゃなくても、困った時に助け合える関係を維持しておけばいいんじゃない?」
という考え方です。
元夫婦だからといって、必ず再婚する必要はありません。
近況を伝え合う関係や、困った時に相談できる関係から始めることもできます。
そして、対象者様が連絡を取ってみたいと考えているのであれば、連絡するという選択肢もあります。
ただし、孤独になる不安を利用して復縁を迫ったり、パートナーがいなければ幸せになれないと決めつけたりすることは適切ではありません。
対象者様が望む関係を確認することが前提になります。
対象者から連絡が来ない場合、再会をどう判断するのか
対象者様が「連絡してみようかな」と話していても、実際には連絡しない場合があります。
工作員がその後も「連絡した?」と繰り返し確認すれば、対象者様に不自然な印象を与えることがあります。
そのため、工作員は普段どおりの会話を続けながら、元配偶者についての話題に対象者様がどのように反応するかを確認します。
例えば、依頼者様の話題を出すと、対象者様が別の話に逸らす場合があります。
そのような反応が続くのであれば、自分から積極的に連絡する状態ではない可能性があります。
ただし、連絡しない理由が分からない以上、会いたいと思っていると判断することもできません。
再会の機会を検討する場合にも、対象者様が会うかどうかを自分で選べることが必要です。
意図的な接触を偶然の出会いだと誤認させる方法や、接触を拒否している相手への働きかけは、対象者様の意思を尊重した方法とはいえません。
再会を進められるかどうかは、対象者様の意向と依頼者様の準備状況の両方から判断します。
依頼者が相手の気持ちを理解していなければ、再会させない
離婚後の復縁工作では、対象者様への働きかけだけでなく、依頼者様自身の改善が欠かせません。
工作員が対象者様から聞いた離婚原因や、結婚生活でどのような思いをしていたのかは、担当者を通じて依頼者様に報告します。
その時、依頼者様がどのような反応をするのかを確認します。
例えば、
「でも、自分にも事情があったんですよ」
「そんなつもりで言ったわけじゃないんです」
「相手にも悪いところはありました」
と、自分の事情を優先して反論する場合があります。
このような反応が出るのであれば、私たちは依頼者様がまだ対象者様の気持ちを十分に理解できていないと判断します。
その状態では再会させません。
なぜなら、再会した時にも自分の言い分を優先し、以前と同じ会話を繰り返してしまう可能性があるからです。
担当者は依頼者様に対して、**「相手がどんな思いで離婚を決断したのか、よく考えてください」**と伝えます。
離婚原因を知っていることと、離婚を決断した相手の気持ちを理解していることは違います。
一度は人生を共にしようと考えた相手が、なぜその関係を終わらせる決断をしたのか。
その気持ちを理解せずに、復縁したいという自分の希望ばかり優先していては、関係を再構築することは難しくなります。
再会に進めるかどうかは、依頼者との会話で判断する
依頼者様が「反省しています」「自分が悪かったです」と話しただけで、改善できたと判断するわけではありません。
担当者が依頼者様と会話を重ね、対象者様の立場を考えて話せるようになっているかを確認します。
自分の言い分を優先するのではなく、相手がどのように感じるのかを考えて言葉を選べるか。
対象者様の不満を聞いた時に、反論するのではなく、その気持ちを理解しようとできるか。
そうした点を確認し、依頼者様が相手のことを考えて会話できる状態になったと判断してから、再会を検討します。
対象者様の認識が変わる可能性があっても、依頼者様が変わっていなければ再会を進めない。
これも、離婚後の復縁工作における重要な判断です。
→ 再会工作とは
再会後は対象者の感想を聞き、依頼者のメッセージを添削する
再会が実現した後、依頼者様から、
「楽しく話せました」
「以前より良い雰囲気でした」
という報告を受ける場合があります。
しかし、依頼者様が楽しかったからといって、対象者様も同じように感じていたとは限りません。
そこで、対象者様と継続的に話せる関係がある場合には、工作員が再会についての感想を聞くことがあります。
最初から、
「変わっていたでしょう?」
「また会いたくなったでしょう?」
と答えを決めつけるのではなく、
「どうだった?」
「どんな感じだった?」
と、対象者様自身の感想を聞きます。
例えば、
「離婚したからなのか、前とは違う感じがした」
と話す場合があります。
そのような感想が出た時には、以前と何が違うと感じたのか、現在の依頼者様をどのように受け止めたのかを確認していきます。
一度の再会だけで依頼者様の変化が証明されたと考えるのではなく、対象者様自身の経験を尊重することが重要です。
担当者がメッセージを添削する理由
再会後は、工作員が何度も再会を勧めるのではなく、依頼者様自身が対象者様と関係を築けるようにすることが重要になります。
そのため、担当者が対象者様とのメッセージのやり取りを確認し、必要に応じて添削します。
例えば、久しぶりに会えた依頼者様が嬉しくなり、
「また会おう」
「次はいつ会える?」
と、すぐに次の約束を求めようとする場合があります。
しかし、対象者様が次の再会を望んでいるのか、どのような距離感で交流したいと思っているのかを考えずに送るのであれば、自分の気持ちを優先していることになります。
そこで担当者は、単に文章を修正するのではなく、
「この文章のどこが自分の気持ちを優先しているのか」
「相手の都合や意思を考えると、何が問題なのか」
を説明しながら添削します。
重要なのは、返信をもらいやすい文章を作ることではありません。
依頼者様自身が、対象者様の意思を尊重した会話をできるようになることです。
離婚前に相手の話を聞かず、自分の考えを優先していたのであれば、再会後のやり取りで同じことを繰り返してはいけません。
担当者による添削は、その改善を実際の会話に反映させるための支援でもあります。
離婚後の復縁工作では、工作員が関わり続けることが目的ではない
離婚後の復縁工作では、対象者様の心理状態によって検討する方法が変わります。
家族としての認識が残っているのであれば、結婚生活や家族として過ごした時間について話を聞く方法があります。
家族という関係を受け入れられないのであれば、一人の異性として、以前はどこに魅力を感じていたのかを振り返る方法もあります。
そして、期待が失われた理由や会話がなくなった経緯を確認し、対象者様が元配偶者をどのように認識しているのかを理解していきます。
ただし、対象者様の気持ちを理解することだけでは復縁できません。
依頼者様自身が、対象者様の気持ちを理解し、相手の意思を尊重できるようになる必要があります。
そのため、依頼者様が自分の事情を優先している状態では再会を進めません。
再会後も、担当者がメッセージを添削しながら、依頼者様が以前と同じ問題を繰り返さないように支援します。
最終的には、工作員が復縁の話を持ち出さなくても、二人が自分たちで会話し、交流できる状態を目指します。
対象者様に新しい交際相手がいる場合や、接触を拒否している場合などは、今回説明した方法が適さないこともあります。新しい交際相手がいるケースでは別れさせ工作を含む別の対応を検討することがありますが、現在の交際関係や当事者の意思を尊重することが前提です。
復縁工作は、工作員が対象者様に復縁を決断させるものではありません。
対象者様がどのような思いで離婚を決断したのかを理解し、依頼者様がその気持ちと向き合える状態を作る。
そして、現在の二人が新しい関係を築ける可能性があるのかを確認していく。
それが、離婚後の復縁工作で私たちが重視している考え方です。
復縁を考える時に大切なのは、
焦って行動することではありません。
現在の状況や対象者との関係を整理し、本当に必要な進め方を考えることが、復縁への第一歩になると私たちは考えています。
運営情報
この記事を書いた人

執筆・監修責任者:Eri Miyamoto
東京都公安委員会届出(第30190279号)の探偵社「復縁屋ジースタイル」を運営。年間相談件数5,000件以上、累計相談件数30,000件を超える復縁工作・別れさせ工作のご相談に対応してきた株式会社ジースタイルが、実際の相談・調査・工作で得た知見をもとに本記事を作成しています。
※ 安全面および業務上の配慮から、写真は後ろ姿で掲載しています。
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