復縁工作について相談すると、
- 調査を何回行うのか
- 工作を何回行うのか
- 一回につき何時間動くのか
- 工作員を何人配置するのか
- 契約した回数でどこまで進められるのか
といった説明を受けることがあります。
回数が明示されていると、契約内容が分かりやすく感じられるかもしれません。
「10回動いてもらえるなら、その間に復縁まで進めてもらえるのではないか」
と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、回数制の復縁工作で契約しているのは、原則として復縁そのものではありません。
契約書に記載された条件で、調査員や工作員が稼働する回数です。
依頼者様は復縁するために契約したつもりでも、会社が契約上約束しているものは「決められた回数の稼働」である場合があります。
この違いを理解しないまま契約すると、すべての回数を使い切った後に、
「契約した稼働は実施しましたが、復縁には至りませんでした」
という結果になる可能性があります。
このページでは、復縁工作を回数で購入する契約では、実際に何を契約したことになるのかについて解説します。
→ 復縁屋と復縁工作屋の違い|工作を売る会社と復縁に協力する会社
回数制は、提供されるサービスが分かりやすい契約です
回数制契約には、契約内容を数字で確認しやすいという特徴があります。
例えば、
- 調査5回
- 工作5回
- 一回につき3時間
- 調査員2名で対応
- 工作員を追加する場合は複数回分を消費
- 契約回数の終了後は追加契約
といった形です。
依頼者様からすれば、
「何回動いてもらえるのか分からない」
「支払った料金が何に使われるのか見えない」
という不安を減らせるように感じます。
そのため、回数が明示されていること自体を悪いとはいえません。
契約内容を分かりやすく説明し、稼働実績を確認できるようにすることは必要です。
問題は、数字が分かりやすいことによって、一回の稼働が復縁へ一段階近づくように見えてしまうことです。
復縁工作は、10回動けば10段階進む仕事ではありません。
一回の稼働で大きく状況が動くこともあれば、必要な情報が得られないこともあります。
回数が明確であることと、復縁までの道筋が明確であることは別なのです。
→ 回数契約と期間契約の違い
→ ジースタイルが期間契約を採用してる理由
回数制で購入するのは、復縁ではなく稼働です
復縁工作に成功保証がない場合、会社は復縁そのものを契約上約束できません。
そこで、契約上のサービスとして明示されるのが、
- 調査員を現場へ出す
- 対象者様の行動を確認する
- 工作員を接触させる
- 対象者様との関係構築を試みる
- 決められた時間内で工作を行う
といった稼働です。
つまり、依頼者様が支払う料金に対して約束されるものは、復縁の成立ではなく、決められた条件で人員を稼働させることになります。
- 対象者様が確認できれば一回。
- 対象者様が現れなくても、予定された場所で待機すれば一回。
- 尾行中に見失っても一回。
- 工作員が接触できなくても、現場へ出れば一回。
- 接触後の会話が短時間で終わっても一回。
会社が契約書どおりに人員を動かしていれば、契約したサービスを提供したことになります。
ここで注意していただきたいのは、会社が契約違反をしているという話ではないことです。
契約内容どおりに稼働しているのであれば、契約上のサービスは提供されています。
しかし、契約が履行されたことと、依頼者様が望む復縁へ進んだことは同じではありません。
→ 復縁調査は何回必要?調査回数では判断できない理由
→ 復縁工作は何回動くのか?実際に20回の稼働で同居再開へ至った実録をご紹介します
一回稼働すれば、復縁へ一回分近づくわけではありません
回数制契約では、「残り何回」という数字が見えるため、復縁工作が段階的に進んでいるように感じやすくなります。
しかし、復縁工作の一回には、毎回同じ価値があるわけではありません。
例えば、同じ一回の調査でも、
- 対象者様を確認できずに終了した
- 対象者様の勤務先だけを確認できた
- 帰宅経路や立ち寄り先が分かった
- 交友関係や新しい交際相手の存在が判明した
- 対象者様が一人になる時間帯を確認できた
- 接触場所として自然な環境を発見できた
というように、得られる情報は異なります。
同じ一回の工作でも、
- 接触する機会を作れなかった
- 短い会話だけで終わった
- 連絡先を交換できた
- やり取りが継続するようになった
- 対象者様から本音を聞けるようになった
- 依頼者様に対する認識へ働きかけられた
では、復縁に対する意味が全く違います。
一回を消費したという数字だけでは、その稼働によって何が分かり、何が変わったのかを判断できません。
必要なのは、回数の消化状況ではなく、
- その稼働の目的は何だったのか
- 目的を達成できたのか
- どのような情報が得られたのか
- 対象者様はどのような反応を示したのか
- 得られた情報をどう分析したのか
- 次の対応へどのようにつなげるのか
という説明です。
空振りでも一回を消費することがあります
調査や工作では、対象者様が想定どおりに行動するとは限りません。
- 対象者様が勤務先から出てこない。
- 事前情報と違う経路で帰宅する。
- 急な残業や予定変更が入る。
- 待機していた場所とは別の出入口を使う。
- 接触を予定していた日に、別の人物と一緒にいる。
このような想定外の出来事は、どの会社が対応しても完全には防げません。
そのため、対象者様を確認できなかったという理由だけで、必ずしも会社側に問題があるとはいえません。
ただし、回数制契約では、結果が得られなかった稼働でも契約回数が一回減ることがあります。
問題になるのは、空振りが発生したことよりも、その後です。
- なぜ対象者様を確認できなかったのか
- 事前情報の確認は十分だったのか
- 張り込み場所や時間帯は適切だったのか
- 次回も同じ条件で稼働するのか
- 同じ失敗を避けるために何を変更するのか
- 空振りによって当初の計画を見直すのか
こうした検証がないまま、同じような稼働を繰り返せば、回数だけが減っていきます。
「現場へ出たから一回」という契約上の説明だけでなく、その一回から何を学び、次の判断へどう反映するのかを確認する必要があります。
→ 対象者様が現れなくても復縁工作の一回として消費されるのか?
人数によって複数回分を消費する契約もあります
回数制契約では、稼働した日数ではなく、配置した人数によって回数が消費される場合があります。
例えば、一日に調査員を3名配置した場合に、3回分の稼働として計算される契約です。
対象者様を見失わないために複数名が必要になる案件はあります。
電車移動や商業施設への出入りが多い対象者様であれば、一人での調査では対応できないこともあります。
そのため、複数名を配置すること自体が問題なのではありません。
しかし、依頼者様が「10回契約したから10日間動いてもらえる」と考えていても、一日に3名を配置すれば、その日の稼働で3回分が消費される可能性があります。
さらに、調査員と工作員を同時に配置する場合や、複数の工作員を接触させる場合には、一度の現場対応で多くの回数を消費することも考えられます。
契約前には、
- 一回とは一日を指すのか、一人の稼働を指すのか
- 一回当たり何時間なのか
- 延長した場合はどのように計算されるのか
- 複数名を配置すると何回分になるのか
- 移動時間や待機時間も回数に含まれるのか
- 調査と工作を同日に行った場合は何回分になるのか
を確認しておかなければなりません。
「10回」という数字だけを見ても、実際に何日間、どの程度の対応を受けられるのかは分からないのです。
回数を使い切ることが、復縁工作の区切りになります
回数制契約では、契約した回数を使い切った時点がサービスの区切りになります。
しかし、人間関係の変化が、契約回数に合わせて進むとは限りません。
対象者様との連絡先交換に成功した直後に、残り回数がなくなることもあります。
対象者様が工作員へ本音を話し始めた段階で、契約が終了することもあります。
依頼者様の自己改善が進み、これから再会の準備へ入る段階で、回数を使い切ることもあります。
その場合、対応を続けるためには追加契約が必要になります。
しかし、追加契約をすれば復縁まで進められるとは限りません。
最初の契約で何が分かり、どこまで進み、何が足りなかったのかを確認しなければ、追加回数を購入しても同じ稼働を繰り返す可能性があります。
回数がなくなったことは、復縁工作を追加する理由にはなりません。
追加契約を検討するなら、
- これまでの稼働で何が分かったのか
- 当初の計画と結果にどのような違いがあったのか
- 復縁までに何が足りないのか
- 追加稼働で何を確認するのか
- これまでの方法から何を変更するのか
- 追加稼働によってどのような効果を見込んでいるのか
- 追加契約以外の方法はないのか
まで説明を受ける必要があります。
→ 復縁工作の料金・契約について
→ 復縁工作の追加契約を勧められた時に確認すること
対象者様は、残りの契約回数を知りません
回数制契約では、依頼者様と会社が残り回数を確認しながら復縁工作を進めます。
しかし、対象者様は契約内容を知りません。
対象者様は、残り回数に合わせて工作員との関係を進めてくれるわけではありません。
工作員へ本音を話すまでに時間が掛かる人もいます。
連絡先を交換しても、頻繁に返信しない人もいます。
仕事や私生活が忙しく、次に会える日が数週間後になる人もいます。
関係が築けた後で、対象者様から急に、
「明日なら会える」
と連絡が来ることもあります。
その時に残り回数がなければ、すぐに対応できない可能性があります。
回数が残っていても、契約書に記載された曜日や時間帯と違えば、稼働できない会社もあるでしょう。
対象者様は、依頼者様が購入した商品に合わせて行動してくれません。
本来は対象者様の反応や関係の進み方に合わせて工程を組む必要があります。
それにもかかわらず、残り回数に合わせて調査や工作を組み立てれば、人間関係へ契約を合わせるのではなく、契約へ人間関係を合わせることになります。
→ 復縁工作の対象者とは
→ 復縁工作は対象者様の都合に合わせなければ進みません
回数を残すことが目的になる危険もあります
回数に上限があると、依頼者様は残り回数を気にするようになります。
「この日に動いて空振りだったら、もったいない」
「調査よりも早く工作へ進んでほしい」
「連絡先を交換したのだから、次はすぐ心理誘導してほしい」
「残り回数が少ないので、早く依頼者の話を出してほしい」
と考えるのは不自然ではありません。
高額な費用を支払っている以上、一回も無駄にしたくないと思うのは当然です。
しかし、その意識が強くなると、対象者様の状況よりも回数を有効に使うことが優先されます。
本来は追加調査が必要なのに、回数を工作へ残すために調査を省く。
工作員との関係が浅いのに、残り回数が少ないため依頼者様の話題を出す。
依頼者様の自己改善が不十分なのに、契約終了前に再会させようとする。
このように、回数を無駄にしないための判断が、復縁を遠ざけることもあります。
復縁工作で守るべきものは、残り回数ではありません。
対象者様との関係と、復縁へ進める可能性です。
契約した回数を実施したことは、成功ではありません
復縁工作における成功は、
- すべての回数を消化したこと
- 対象者様を調査できたこと
- 工作員を接触させたこと
- 対象者様と連絡先を交換したこと
- 対象者様から本音を聞けたこと
- 依頼者様の話題を出したこと
ではありません。
これらはすべて、復縁までの途中工程です。
ジースタイルが考える復縁成功は、依頼者様と対象者様の双方から、復縁したことを確認できた状態です。
調査や工作が予定どおり進んでも、対象者様が復縁を選ばなければ復縁成功とはいえません。
反対に、当初の計画とは異なる工程になったとしても、得られた情報を分析し、必要な対応へ変更した結果として復縁が成立することもあります。
回数を使い切ったかどうかではなく、復縁を妨げていた問題がどこまで解消されたかを確認する必要があります。
→ 復縁工作の成功率とは
→ 復縁工作の成功率は最初から決まっているものではありません
回数制契約の前に確認していただきたいこと
回数制の復縁工作を検討する場合は、単に「何回動いてもらえるのか」を確認するだけでは足りません。
契約前に、次の点を確認してください。
一回の定義
- 一回とは一日、一人、一定時間のどれを指すのか
- 複数名を配置すると何回分になるのか
- 延長や移動時間はどのように計算されるのか
- 同日に調査と工作を行う場合は何回分なのか
稼働できなかった場合の扱い
- 対象者様が現れなかった場合も一回消費するのか
- 対象者様を見失った場合はどうなるのか
- 天候や交通機関の影響で中止した場合はどうなるのか
- 会社側の判断ミスで成果が得られなかった場合も消費されるのか
方法を変更する場合の扱い
- 調査と工作の回数配分を途中で変更できるのか
- 工作員を変更する場合に追加回数が必要なのか
- 当初の接触方法が使えなかった場合はどうするのか
- 対象者様の状況が変わった場合、契約内容を調整できるのか
回数終了後の扱い
- 回数終了時に何を報告してもらえるのか
- 復縁へ進まなかった原因を分析してもらえるのか
- 追加契約以外の選択肢はあるのか
- 追加契約の必要性を何を根拠に判断するのか
復縁までの考え方
- 回数と復縁までの工程をどのように区別しているのか
- 中間工程を何の成功と定義しているのか
- 依頼者様の自己改善には対応してもらえるのか
- 想定外の状況では、回数と復縁のどちらを基準に判断するのか
これらに対する説明を確認すれば、その会社が稼働回数を販売しているのか、復縁の成立に向けた協力を重視しているのかが見えやすくなります。
→ 復縁工作における成功とは
→ 復縁をどう定義しているかで、その復縁屋の実力が分かります
期間契約なら必ず復縁を目的にしているとは限りません
ここで誤解していただきたくないのは、回数制だから必ず悪い会社であり、期間契約なら必ず復縁を考えてくれるという話ではないことです。
期間契約を掲げていても、
- 稼働日時がすべて事前に固定されている
- 実際には稼働回数に上限が設けられている
- 最初に決めた方法を変更できない
- 対象者様の反応に合わせて対応できない
- 契約期間が過ぎれば分析や説明をせずに終了する
のであれば、実質的には決められた作業を提供する契約と変わりません。
反対に、回数を費用計算の基準として示していても、各稼働の目的や結果を分析し、復縁までの不足を説明する会社がある可能性もあります。
そのため、契約名称だけで会社を判断するべきではありません。
確認するべきなのは、
契約した作業を提供すれば役割を終えられる会社なのか。
それとも、対象者様の反応に合わせて必要な対応を考え、復縁の成立に協力する会社なのか。
という点です。
契約形態は、会社の考え方を確認する一つの判断材料です。
しかし、名称だけで仕事内容まで決まるわけではありません。
ジースタイルが期間契約で復縁工作をお受けする理由
ジースタイルでは、復縁工作を原則として期間契約でお受けしています。
これは、期間内であれば何をしてもよいという意味でも、回数を説明しなくてよいという意味でもありません。
対象者様の生活や反応に合わせて、必要な調査や工作を組み合わせるためです。
復縁工作では、契約前の段階ですべての工程を確定することはできません。
調査によって新しい事実が判明することがあります。
工作員が対象者様と関係を築いた後に、初めて本当の別れの原因が分かることもあります。
対象者様の反応によって、接触方法や工作員を変更する必要が生じる場合もあります。
依頼者様の自己改善の進み具合によって、再会のタイミングを調整することもあります。
それらを契約前に決めた回数へ無理に当てはめれば、復縁に必要な対応よりも、契約した商品を提供することが優先されます。
ジースタイルの期間契約は、対象者様の状況に合わせて必要な対応を判断し、依頼者様の自己改善と並行しながら復縁を目指すための契約です。
復縁したいのか、稼働を購入したいのかを考えてください
復縁工作を回数で購入すれば、契約した回数分の調査や工作を提供してもらえます。
契約内容が数字で示されるため、分かりやすく感じるでしょう。
しかし、その回数をすべて実施すれば復縁できるという意味ではありません。
一回稼働したから、一回分復縁へ近づくわけでもありません。
依頼者様が復縁するために必要なのは、回数を消化することではなく、
- 対象者様について何を知る必要があるのか
- 復縁を妨げている問題は何か
- 対象者様の認識を変えるには何が必要なのか
- 依頼者様は何を改善しなければならないのか
- 次に何をするべきなのか
- その判断にどのような根拠があるのか
を考えながら、必要な対応をつなげていくことです。
契約前には、何回動いてもらえるのかだけを確認しないでください。
その回数を使って何をするのかではなく、復縁を成立させるために何を考え、どのように対応してくれる会社なのかを確認してください。
復縁屋ジースタイル
この記事を書いた人

執筆・監修責任者:Eri Miyamoto
東京都公安委員会届出(第30190279号)の探偵社「復縁屋ジースタイル」を運営。年間相談件数5,000件以上、累計相談件数30,000件を超える復縁工作・別れさせ工作のご相談に対応してきた株式会社ジースタイルが、実際の相談・調査・工作で得た知見をもとに本記事を作成しています。
※ 安全面および業務上の配慮から、写真は後ろ姿で掲載しています。
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