復縁相談では、依頼者様から現在の状況や別れに至った経緯をお伺いするところから始まります。
「突然別れを告げられました。」
「相手には新しい恋人がいると思います。」
「嫌われたわけではありません。」
復縁相談では、このようなお話を伺うことは珍しくありません。
例えば、依頼者様が『付き合っていた』と話していても、対象者様は『交際していた認識がない』可能性もあります。
その話を信じて復縁工作を始めることが、本当に正しいと言えるでしょうか。
答えは違います。
私たちは依頼者様を疑いたいわけではありません。
しかし、依頼者様のお話だけを前提に復縁工作を始めることはできません。
なぜなら、事実が分からなければ復縁を進めようがないからです。
復縁屋は依頼者様の味方ですが、判断基準は事実です
この話をすると、「依頼者を信用していないのですか?」と聞かれることがあります。
もちろん、そのような意味ではありません。
私たちは依頼者様の味方として復縁をお手伝いしています。
しかし、味方であることと、依頼者様のお話だけで判断することは全く別の話です。
例えば、病院へ行けば医師は検査をします。
- 弁護士であれば証拠を確認します。
- 探偵であれば事実を確認します。
- 復縁屋も同じです。
依頼者様のお話はとても重要な判断材料ですが、それだけで復縁方法を決めることはできません。
復縁するかどうかを決めるのは依頼者様ではなく対象者様です。
その対象者様が現在どのような状況にあり、依頼者様をどのように見ているのかが分からなければ、何をすれば復縁に近付くのか判断することはできません。
相談内容と事実は同じとは限りません
ここで誤解していただきたくないのは、「依頼者様が嘘をついている」という話ではありません。
相談時に伺う内容は、多くの場合、依頼者様が見たこと、聞いたこと、そして依頼者様がそう受け止めた内容です。
つまり、相談内容は「依頼者様から見た状況」です。
しかし、その状況が対象者様から見ても同じとは限りません。
例えば、
「突然別れを切り出されました。」
というご相談でも、お話を詳しく伺うと、対象者様は何か月も前から同じ内容を伝え続けていたケースがあります。
依頼者様は突然だと感じていても、対象者様にとっては突然ではありません。
また、
「嫌われてはいないと思います。」
というご相談でも、
会う回数が減り、連絡は必要最低限になり、将来の話を避けられ、デートも断られているのであれば、対象者様の中では恋人としての関係を続ける意味が失われていることもあります。
逆に、
「完全に嫌われました。」
と思い込んでいる依頼者様でも、実際には感情的な喧嘩の直後で、一時的に距離を置こうとしていただけだったというケースもあります。
つまり、依頼者様の認識と対象者様の心理は、必ずしも一致するわけではありません。
だから私たちは、依頼者様のお話だけでは判断しないのです。
復縁屋が判断するのは「依頼者様の言葉」ではなく「事実から見える対象者様の心理」です
復縁屋の仕事は、「依頼者様がこう言っているから、そのとおりに進める仕事」ではありません。
確認できた事実を整理し、その事実から対象者様がどのように考え、どのような心理状態にあるのかを判断する仕事です。
例えば、
「忙しいから別れた。」
という相談内容があったとしても、本当に仕事だけが理由なのか、それとも交際中に積み重なった不満が原因なのかでは、その後の復縁方法は全く変わります。
事実が変われば、判断も変わります。
判断が変われば、復縁方法も変わります。
だからこそ、事実確認は復縁屋の仕事の出発点になるのです。
約20年前、私たちの判断基準が変わる出来事がありました
これはもう20年ほど前の話です。
現在のジースタイルは「対象者ファースト」という考え方を大切にしています。
しかし、創業当初からそうだったわけではありません。
当時の私たちは、「依頼者様の希望をできるだけ叶えることが良い復縁屋」だと考え、依頼者ファーストの考え方で仕事をしていました。
依頼者様のお話を信じ、その希望に応えようとすることが、一番依頼者様のためになると思っていたのです。
しかし、その考え方が大きく変わる出来事がありました。
依頼者ファーストで進めた結果、私たちは大きな間違いに気付きました
当時は、依頼者様のお話を前提に考え、「どうすれば依頼者様の希望を叶えられるか」という視点で復縁工作を進めていました。
もちろん、依頼者様を助けたいという思いからです。
しかし、その考え方で進めた案件の中で、私たちは一つの重大なことに気付きました。
依頼者様のお話だけを前提にすると、対象者様から見た状況が全く違う場合があるということです。
ある案件では、依頼者様は「交際していた」「復縁したいだけだ」と話していました。
そのため、私たちは依頼者様のお話を前提に復縁へ向けた準備を進めていました。
しかし、対象者様の状況を確認していく中で、依頼者様が認識していた関係と、対象者様が認識していた関係には大きな違いがあることが分かりました。
対象者様にとっては、依頼者様との接触を望んでいる状況ではなかったのです。
もし、そのまま依頼者様のお話だけを信じて復縁工作を続けていたらどうなっていたでしょうか。
私たちは復縁のお手伝いをしているつもりでも、対象者様から見れば望まない接触を後押ししてしまっていた可能性があります。
場合によっては、ストーカー行為に加担していたと受け取られてもおかしくありませんでした。
仮に依頼者様がストーカー行為をしていたとしても、その話だけを信じて復縁工作を始める会社が、本当に信頼できる会社だと思いますか。
私たちは、この出来事をきっかけに「依頼者様の話だけを前提に判断してはいけない」と考えるようになりました。
この経験は、私たちの判断基準を大きく変える出来事になりました。
この経験があったからこそ、現在のジースタイルでは『対象者ファースト』という考え方を大切にしています。
→ 復縁調査とは
依頼者様の希望だけでは、復縁工作を始めることはできません
この経験以降、私たちは依頼者様の希望だけで復縁工作を進めることをやめました。
依頼者様のお話は大切です。
しかし、それだけで判断してしまえば、対象者様の状況や心理を無視した復縁工作になってしまう可能性があります。
そこで現在は、
- 本当に交際していたのか
- 現在の関係はどうなっているのか
- 対象者様は依頼者様をどのように認識しているのか
- 接触して問題のない状況なのか
- 復縁を進める前提条件は整っているのか
こうした事実を確認した上で、初めて復縁方法を考えるようにしています。
つまり、復縁屋の判断基準は「依頼者様がどうしてほしいか」ではありません。
確認できた事実と、その事実から読み取れる対象者様の心理です。
事実確認は、依頼を受けるためだけではありません
事実確認というと、「復縁工作を始めるために必要な作業」と思われるかもしれません。
しかし、私たちはもう一つ大切な目的があると考えています。
それは、復縁工作を始めるべきではない案件を見極めることです。
例えば、
依頼者様は「復縁したい」と考えていても、対象者様は明確に接触を拒否している場合があります。
交際していたという認識自体に大きな違いがある場合もあります。
そのような状況で依頼者様の希望だけを優先してしまえば、復縁をお手伝いするどころか、対象者様を困らせる結果になってしまいます。
だから私たちは、依頼を受けることを目的に事実確認をするのではありません。
本当に復縁工作を進めるべき状況なのかを判断するために事実確認をしています。
※ストーカー行為と復縁相談の判断基準については、「復縁屋はストーカーでも依頼を受けるのか?」の記事でも詳しく解説しています。
まとめ
復縁屋は、依頼者様のお話を軽く考えているわけではありません。
依頼者様のお話は、復縁相談の出発点です。
しかし、出発点と判断基準は同じではありません。
約20年前、依頼者ファーストで仕事をしていた頃の経験から、私たちは依頼者様のお話だけを前提に復縁工作を進めることの危険性を学びました。
私たちは、依頼者様のお話を信じないのではありません。
依頼者様のお話だけを信じて判断しないのです。
確認できた事実。
その事実から読み取れる対象者様の心理。
そして、本当に復縁工作を始めるべき状況なのか。
それらを総合的に判断した上で、初めて復縁方法を考えます。
事実が分からなければ、復縁工作は始めようがありません。
それが、現在のジースタイルが大切にしている復縁屋としての判断基準です。
復縁屋ジースタイル
復縁を考える時に大切なのは、焦って行動することではありません。
現在の状況や対象者との関係を整理し、本当に必要な進め方を考えることが、復縁への第一歩になると私たちは考えています。
運営情報
この記事を書いた人

執筆・監修責任者:Eri Miyamoto
東京都公安委員会届出(第30190279号)の探偵社「復縁屋ジースタイル」を運営。年間相談件数5,000件以上、累計相談件数30,000件を超える復縁工作・別れさせ工作のご相談に対応してきた株式会社ジースタイルが、実際の相談・調査・工作で得た知見をもとに本記事を作成しています。
※ 安全面および業務上の配慮から、写真は後ろ姿で掲載しています。
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