稼働十四回目|「また会った」が、不自然ではない状態を作ることができました
これまでの調整によって、
店主との関係
工作員の印象
近隣で見かける存在としての認識
などが少しずつ積み重なっていました。
そのため次回稼働では、
旦那様が外出するタイミングに合わせ、工作員側から自然に接触を行う形を取りました。
ただ、この段階でも、
最初から積極的に話しかけるような形ではなく、
「気付いたから声を掛けた」
程度の自然さを崩さないことを優先しました。
すると旦那様側から、
「この前見掛けたんですけど、声掛けていいのか分からなくて」
という話が出ました。
これは、
旦那様側にも、
“無理に距離を縮めようとしている訳ではない”
という印象が出来始めていたからこそ出た反応でもありました。
そのため工作員側も、
「自分も同じで、見掛けたけど声掛けていいのか迷いました」
という形で返答を行いました。
このやり取りによって、
「今後、見掛けた時には自然に声を掛けて良い」
という空気感を、お互いに違和感なく共有できる状態が作られていきました。
そしてその流れのまま、
旦那様側から、
「じゃあ、あのお店行きますか」
という話になり、以前から通っていた飲食店へ一緒に向かうことになりました。
店へ入ると、
店主側から工作員へ、
「この前の話、どうなったんですか?」
という形で自然に話題が振られました。
これは事前に、
工作員側も現在悩みを抱えていること
似たような状況を経験していること
を店主側へ共有していた流れがあったため、不自然さなく会話へ入れる状態が出来ていたからです。
そのため工作員側も、
自分自身が抱えている悩みについて自然に話を進めていきました。
すると旦那様側から、
「分かる!!」
という強い反応が返ってきました。
そこからは、
旦那様自身も少しずつ、
現在抱えているストレス
一人になってからの生活
人間関係への疲れ
などについて話すようになっていきました。
もちろんこの段階でも、
工作員側から無理に聞き出そうとはしていません。
重要だったのは、
“旦那様側が、自分から話したくなる状態”
を作ることでした。
復縁工作では、
質問を重ねて本音を引き出すのではなく、
「この人なら話してもいい」
と思える関係を作れるかどうかが重要になります。
今回も、
旦那様側が自然に話を始められる空気感を崩さないよう進めていくことになりました。
稼働十四回目で見えてきた、旦那様が離婚を考えるまでに至った理由
この日の会話では、
旦那様側から少しずつ現在の悩みやストレスについて話が出るようになっていました。
そしてその流れの中で、旦那様は次第に、
ご相談者様の性格
これまで夫婦生活の中で感じていたこと
何に疲弊していたのか
なぜ家を出るところまで気持ちが固まったのか
についても話すようになっていきました。
もちろんこの段階でも、
工作員側から無理に聞き出そうとはしていません。
ただ、これまで積み重ねてきた関係性や、
店主を含めた自然な空気感があったことで、旦那様側も、
「この場なら話してもいい」
と思える状態になっていたのです。
また今回大きかったのは、
事前に店主側へ共有していた内容と、旦那様自身が話し始めた内容に共通点が多かったことでした。
そのため店主側からも、
「それはしんどいですよね」
「前からそんな感じだったんですか?」
という形で自然に会話へ入る流れができ、旦那様自身も本音を出しやすい状態になっていきました。
そして旦那様からは、
- 話しても逆ギレになる
- 言っても伝わらない
- 仲良くしたくても話し合いにならない
- 結局いつも喧嘩になる
- 疑われ続ける生活が苦しかった
という話が出るようになりました。
さらに、
「このまま結婚生活を続けたら、自分がどうなるか見えてしまった」
という話も出ました。
これは単なる夫婦喧嘩の不満ではありませんでした。
旦那様側は、
今後も同じ生活が続く未来を考えた時に、
「もう一緒に生活できない」
というところまで精神的に追い込まれていた可能性が見えてきたのです。
また旦那様からは、
「結婚前と全然変わった」
という話も出ました。
交際中は、
優しさや距離感があったものの、結婚後は、
- 疑われる
- 責められる
- 説明しても信じてもらえない
- 感情的になる
という状態が増え、
「一緒にいて安心できなくなった」
という感覚を持っていた可能性も見えてきました。
そしてこれらの内容について、ご相談者様へ整理してご報告を行いました。
するとこの時のご相談者様は、
以前のように、
「でも旦那も悪い」
「誤解されている」
という反応ではなく、
「本当にそうだったと思います」
と、静かに受け止めるようになっていました。
ここまでのご相談者様は、
「旦那を失いたくない」
という気持ちは強く持っていたものの、
“旦那様が、なぜ離れたのか”
を、本当の意味では理解し切れていない状態でもありました。
しかしこの頃から、
ようやくご相談者様自身も、
「自分が何をしていたのか」
を、相手側の受け取り方として整理できるようになっていきました。
これは、
復縁へ向けて非常に大きな変化でもありました。


