稼働十九回目|対象者側に、「今の見え方だけではない感覚」が戻り始めました
前回の接触では、
旦那様側にも、
「自分にも原因があったかもしれない」
という感覚が少しずつ見え始めていました。
そしてその後、
旦那様から工作員へ、
「良い彼女さんだから、手放しちゃダメですよ」
というLINEが届きました。
これは単に、
工作員側の相談へ返答しているように見える内容でした。
ただ実際には、
旦那様自身も、
「相手に問題があったとしても、簡単に割り切れない」
という感覚を整理し始めている状態でもありました。
そのため工作員側からも、
「周りからは良く見える人でも、本人同士にしか分からない辛さってありますよね」
という形で返答を行いました。
そして次回の接触では、
その流れを自然に会話へ繋げていく形を取りました。
この時点では、
旦那様側にも以前ほど強い拒絶感は見られなくなっていました。
そのため会話の中で工作員側から、
「今の奥さんも、後悔したり反省したりしてるんじゃないですか?」
という話を自然に出しました。
すると旦那様は、
「そんな事ないと思うけど」
と返答しました。
ただ、この時重要だったのは、
“否定の仕方”
でした。
以前であれば旦那様は、
「絶対にない」
という形で強く断定していた可能性が高い状態でした。
しかしこの時は、
「そんな事ないと思う」
という、
可能性を完全には切り捨てていない返答へ変わっていました。
これは、
旦那様側の見え方に少しずつ変化が出始めていたことを意味していました。
そのため工作員側も、
無理に依頼者様を良く見せようとするのではなく、
「人って失ってから気付くこともありますよね」
という形で会話を進めていきました。
そして、
「自分も、彼女とのことで疲れて、もういらないかなって思う時もある」
「でも楽しかった時期もあるし、中々踏み切れない」
「ここまで本音でぶつかれる人って、そうそういない気もする」
という話をしました。
すると旦那様側からも、
「確かに、結婚生活してた時は、カッコつけたりはしなくて済んだ」
という話が出るようになりました。
これは、
依頼者様への不満が消えたという意味ではありません。
ただ少なくとも、
「苦しかった部分」
だけではなく、
「安心していた部分」
や、
「自然体でいられた部分」
も、旦那様自身が整理し始めている状態が見え始めていたのです。
復縁工作では、
対象者へ何かを押し付けるのではなく、
“対象者自身が、別の見え方にも気付ける状態”
を作っていくことが重要になります。
そしてこの頃から、
旦那様側にも、
「離婚したい」
だけでは整理し切れない感情が、少しずつ見え始めていました。
旦那様からの電話で、ご相談者様側の変化も試される場面になりました
次回稼働を予定していたところ、ご相談者様から、
「旦那から電話が来ました」
という連絡が入りました。
ただ、その時はご相談者様側のタイミングが合わず、電話に出ることはできなかったとのことでした。
突然の連絡だったため、ご相談者様はかなり慌てていました。
「どうすればいいですか?」
という連絡があり、声の様子からも、
嬉しい気持ち
怖い気持ち
会いたい気持ち
また嫌われるかもしれない不安
が混ざっている状態だと分かりました。
以前のご相談者様であれば、
この段階で、
すぐに折り返す
感情のまま話す
「会いたい」と先に伝える
相手の用件より自分の不安を優先する
という方向へ動いていた可能性がありました。
しかしこの頃のご相談者様は、
自分の気持ちだけで動く危険性を、以前より理解できるようになっていました。
そのため弊社からは、
「以前とは違って、今なら落ち着いて対応できるはずです」
とお伝えしました。
そのうえで、
折り返しの際に最初に何を確認するか
言わない方がいいこと
感情的に聞こえやすい言葉
相手の用件を遮らずに聞くこと
を整理してから、折り返しの連絡をしていただくことになりました。
その後、ご相談者様が旦那様へ折り返したところ、旦那様からは、
「離婚協議が進まないから、一度会って話さないか」
という内容が伝えられたとのことでした。
ご相談者様にとっては、
会える可能性が出てきたこと自体は大きな出来事でした。
ただ同時に、
「離婚を認めろという話をされるのではないか」
という不安も強くあったようです。
そのため、会う約束が取れた後も、
「会えるから良かった」
で終わらせるのではなく、
“会った時に何をしてはいけないか”
を改めて整理する必要がありました。
この段階で重要だったのは、
旦那様から連絡が来たことそのものではありません。
その連絡に対して、
ご相談者様が以前と同じ反応をせず、落ち着いて対応できるかどうかでした。
復縁工作では、
対象者側の見え方が変わるきっかけを作るだけでなく、
実際に接点が戻った時に、依頼者様側が同じ失敗を繰り返さないこと
も非常に重要になります。


