稼働四回目|現在の生活状況を基準に確認を進める段階
三回目の確認によって、旦那様が現在の自宅で生活していることや、勤務先へ通勤している様子が見えないことが分かってきました。
そのため四回目の確認では、勤務先ではなく、自宅周辺での生活確認を中心に進めることになりました。
ただ、この時点では週末も近づいていました。
今回の自宅周辺は、
- 住宅街
- 人通りの少なさ
- 周辺住民からの視認性
- 小学校の通学路の可能性
など、長時間の張り込みが目立ちやすい環境でもありました。
特に、土日の住宅街は平日以上に周囲から不自然さを持たれやすくなります。
平日であれば、
通勤や外出など、人の動きが一定数あります。
しかし休日は、
周辺住民が在宅している時間も長く、外部の人間の滞在が目立ちやすくなるため、無作為に張り込みを行えば通報リスクも高くなっていきます。
そのため今回は、
無理に週末稼働を増やすのではなく、週明けに改めて生活状況を確認する形で進めることになりました。
そして週明け、
自宅周辺から旦那様の出勤状況確認を行いました。
しかし、その日も旦那様が会社へ向かう様子はありませんでした。
旦那様は昼頃に一度外出し、食事を購入した後は、再び自宅へ戻り、その後は外出する様子もありませんでした。
買い物内容や生活反応から見ても、
- 現在は自宅中心の生活になっている可能性
- 外出頻度がかなり減っている可能性
- 自宅内で仕事をしている可能性
などが考えられる状況でした。
そのため弊社としては、
「現在はリモートワークに近い形で仕事をしている可能性があります」
というご報告を行いました。
するとご相談者様からは、
「旦那はリモートなんてしたことがありません」
というお話がありました。
ただ実際には、
今回の調査で確認できているのは、
“以前の旦那様”
ではなく、
“現在の旦那様”
でした。
復縁調査では、
依頼者様が知っている過去の生活だけではなく、
- 別居後に何が変わったのか
- どんな生活へ変化しているのか
- 何を避けるようになっているのか
を、現在の動きから整理していく必要があります。
特に今回のケースでは、
別居後の旦那様が、
「以前と同じ生活を送っていない」
可能性が少しずつ見え始めていました。
旦那様が見せ始めた「一人の生活」
ここまでの確認によって、旦那様が現在ほとんど会社へ出勤しておらず、自宅中心の生活へ変化している可能性が高くなっていました。
また、昼頃に食事を買いに出る行動パターンも見え始めていたため、この日の確認では、
「夜の生活パターン」
を中心に確認していくことになりました。
特に今回は、
- 仕事終わりの行動
- 夕食の取り方
- 外出頻度
- 人との接触状況
などを確認することで、現在の生活状態や精神状況を整理していく必要がありました。
そのため、この日は夕方以降の時間帯を中心に張り込みを行いました。
調査の中で見えてきていたのは、
「旦那様が、以前の生活へ戻ろうとしていない」
可能性でした。
会社へ出勤せず、自宅中心の生活へ変わっていることや、別居後に生活パターンそのものを変えている様子を見る限り、
「依頼者様との生活から離れたことで、精神的負担が軽くなっている可能性」
も考えられる状況だったのです。
ただ、この段階でその考えをそのままご相談者様へ伝えれば、感情的な反発へ繋がる可能性もありました。
そのため、まずは現在の生活状況を継続して確認していく形で進めることになりました。
そしてこの日の確認では、旦那様が夜19時頃に外出し、飲食店へ向かう姿が確認されました。
その店では、店のマスターと思われる人物と長時間会話をしており、旦那様自身も比較的饒舌に話している様子が確認できました。
少なくともその場面では、
- 強く塞ぎ込んでいる様子
- 精神的に追い詰められている様子
- 人との会話を避けている様子
などは見られませんでした。
これは、
「旦那様自身は、現在の生活に一定の落ち着きを感じ始めている可能性」
も考える必要がある状態でした。
「改善します」という言葉と、実際の変化の違い
調査を進める中で、ご相談者様は、
「改善します」
「ちゃんと変わります」
という言葉を口にされることも増えていました。
ただ実際のやり取りでは、
- 自分の考えを優先する部分
- 相手の話より、自分の認識を基準に考える部分
- 感情的になる部分
などが、まだ大きく変化しているようには見えませんでした。
特に今回のケースでは、
「旦那様がどう感じていたか」
よりも、
「自分はこう思っている」
が優先されやすい状態が続いていました。
そして、それが夫婦関係悪化の原因の一つになっていた可能性も考えられました。
そのため、この頃から弊社では、
「改善する」とは具体的にどういうことなのか
を、ご相談者様自身が整理できるよう、毎日の電話相談を行うようになりました。
こちらから、
- 相手の話を途中で否定しないこと
- 自分の不安を事実として扱わないこと
- 確認と決めつけを分けること
- 相手の行動を、自分基準で解釈し過ぎないこと
などをお伝えし、その内容を実際に意識できたかどうかを、ご相談者様側からフィードバックしていただく形で進めていきました。
復縁工作では、
対象者側への接触だけでなく、
“依頼者様側が、現在の関係悪化の原因を整理していくこと”
も非常に重要になります。
特に今回のように、
「疑い」や「思い込み」が関係悪化の大きな原因になっているケースでは、
対象者確認だけではなく、
依頼者様側の受け取り方や考え方も整理していく必要がありました。


