稼働十七回目|対象者自身が、「なぜ結婚したのか」を考え始めました
前回の接触では、
無理に夫婦関係の話へ持ち込むことはせず、旦那様が話したい内容を優先する形で進めていました。
そのため今回の接触では、
旦那様側から前回話した仕事や会社経営についての続きが自然に出るなど、比較的気分良く会話へ入れている様子が確認できました。
これは、
工作員側に対して、
「普通に話せる相手」
という印象が安定してきていたことも大きかったと考えられます。
そして今回、
前回準備していた会話の流れを、違和感なく入れられるタイミングが見えてきました。
これまで旦那様は、
- 現在の不満
- 結婚生活で感じていた疲弊感
- 依頼者様への不満
を中心に話すことが多い状態でした。
そのため今回は、
旦那様が感じていた不満を否定するのではなく、
「なぜ結婚しようと思ったのか」
「なぜ交際を続けていたのか」
を、旦那様自身が自然に考えられるような流れを作っていきました。
もちろんここでも、
工作員側から、
「依頼者様は悪くなかった」
という話をすることはしていません。
重要だったのは、
“旦那様自身が、自分の中にある過去の見え方も整理できる状態”
を作ることでした。
そのため、
「そんなに苦しかったのに、なんで結婚しようと思ったんですか?」
「付き合ってる時は、どんなところが好きだったんですか?」
といった形で、
“なぜ”
を考えさせる方向で会話を進めていきました。
すると旦那様側からも、
「付き合ってる時は可愛かったんですよ」
「最初は本当に好きだったんですよね」
といった言葉が出るようになっていきました。
これは、
単純に依頼者様への評価が戻ったという訳ではありません。
ただ少なくとも、
「嫌だった部分だけ」
ではなく、
「好きだった時期」
も含めて整理し始めている状態が見え始めていたのです。
離婚問題が深刻化している時は、
不満や疲弊感が積み重なることで、
「悪かった部分」
だけが強く残りやすくなります。
そのため今回のように、
「なぜ一緒にいたかった時期があったのか」
を対象者自身が整理できるようになると、現在の見え方にも少しずつ変化が出始めることがあります。
復縁工作では、
対象者へ何かを言い聞かせるのではなく、
“対象者自身が、別の見方もできる状態を作ること”
が重要になります。
そしてこの頃から、
旦那様側にも、
「依頼者様=嫌な存在」
だけではない見え方が、少しずつ戻り始めていました。


